- Amazon.co.jp ・電子書籍 (175ページ)
感想・レビュー・書評
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試し読みで手に取ったバーメイド。女性バーテンダーのお話。主人公はバーの屋台をする女性・雪。同居人はクラシカルなバーテンダーの騎帆と、パフォーマンスで見せるフレアバーテンダーの日代子。お酒のうんちくはさらっと、人情物語というほど人情味にあふれるわけではないが、雪は独特の気遣いで、お客さまが求める一杯を提供するタイプ。今風にエンタメ要素たっぷりの読みやすい物語。めっちゃ酒が飲みたくなる。
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女性バーテンダーばかり登場する話だが、みんなかわいい。絵柄も好き。
カクテルに興味をもちはじめるきっかけとなった。
どこでこれを連載しているのかは知らないが、女性キャラの設定は完全に男性ターゲット。
特に主人公の雪がささりまくる。こんな女性が身近にいてほしいという中年男性の願望をひそかに形にしている。
猫目顔で、黒髪をきっちりまとめたスーツ姿で、ひとりで屋台を引いて夜の都会にぽつねんとあらわれる。神出鬼没の無防備さ。
ITガジェットや最新ファッションにはうとい。下着は子供用の綿パン。
性格もおとなしく従順そうで、いちいち男の琴線をくすぐるようにできている。
しかし凛とした武家娘のような強さをも彼女は併せ持ち、カクテルで不意打ちの勝負を挑んできた男(剣堂さん)には、焼酎カクテル「村雨」を居合のごとく抜き打って、一刀のもとに斬り伏せてしまう。そこに私はしびれてしまった。
一方で、屋台にやってきて何も注文せず自分語りをするゲストキャラの話をガン無視して「ご注文は?(ムダ話はいいから早く頼めや)」という場面も多くて笑える。
現実的には若い女性がひとりで屋台バーをやるなんて、すぐに酔っぱらいや変質者にからまれたりして無理だろうが、それでも身近にいそうな感じがする。
これが「五等分の花嫁」なんかだとすっかりデフォルメされており、完全に別世界の出来事と割り切るしかないが、「まどろみバーメイド」はそこをいてもおかしくないかのように期待させるという、キャバクラの色恋営業的な誘惑が見事だ。
チラ見せなどのファンサービスも多いが、今のところ安く媚びすぎないギリギリの線で抑えている。このあたりの舵取りはむずかしそうだ。 -
バーメイドというのは、造語だろうか。マーメイドみたいで、ちょっとなまめかしさも感じてしまうけど、そういう話ではない。お酒の話と、ちょっとした人情譚をやさしく包んだエピソードの数々、という感じかな。けっこう楽しめた。
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かっこいい、、!
いろんなお酒飲んでみたくなる〜 -
私はお酒をやめてもう4〜5年が経ちますし、そもそもビール党ですので詳しくないのですが、それでもこのマンガは楽しく読めました。
カクテルをストーリーの中心に据えながら、登場人物たちのストーリーが、上手にブレンドされていますので、話も単調にならないし、広がりが出ています。
ずいぶん巻数が出ているようですが、追い切れないかなあと思いつつ気になっています。今は夏季休暇中で時間があるので、思わずポチっちゃいそうです。 -
カクテルでお客様の心を潤すバーテンダーの成長物語。そんなのって今までなかったっけ?絶対あるはず、いや、でもメジャーなのは思いつかない。「まどろみバーメイド」はタイトルの通り、主役3人もその仲間も女性バーテンダーばかりの連作コミック。でもありがちな男との色恋やおやじのウンチクとは無縁なところが爽やかでスーッと読める。屋台バーで生計立ててるヒロイン月川のキャラクタがいい。無口でおとなしいが、洞察力と創造力に優れてるので、客の気持ちに寄り添うアレンジカクテルが出せる。登場人物が全員美女&好スタイル設定なので、ちらほらサービスカットもあるけど、チラッとくらいでとにかくマイルドテイスト。出てくる酒はストロングなのが多いのに。。御都合展開と薄いストーリーを差し引いても、綺麗めな魅力に癒される作品。
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クソつまんなかった。
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近所にこんなお店があるといいなあ〜〜と思いながら読む。
美味しいカクテルが飲みたくなる………。 -
絵や話運びがとてつもなく上手でこなれている。安心して読める良作。