さくらもちさんの感想
2022年2月25日
子育てをしていて、子どもの今後の成長を考えるともう少し大きい家にしていたら良かったのではともんもんとしていたので読んでみた。小さな家のメリットについて、とても共感する部分が多く元気づけられた。 ⭐︎⭐︎⭐︎ 家族を「小さな社会の縮図」と捉えるなら、家でのちょっとした不自由さが、子どもの他者を配慮する心を養うこともありえます。 小さな家の物理的な狭さは、家族の距離を、より近くしてくれます。 家庭を社会の最小単位と考えるなら、そして、子どもの教育の一つの目的が「自立」とするなら、小さな家で、ある程度のルールがある家は、社会に出てからのルールを自然に学びやすい環境であるとも言えます。 家の間取りや思い込み、慣習に住まい方を合わせるのではなく、あくまで「自分の暮らし方に住まいを合わせる」ことが大切なのです。 家で過ごす時間が短い保育園児の場合は、それほど家にたくさんのおもちゃはいりません。 暮らしの心地よさを決めるのは、実は家という箱だけによるものではなく、「いかに暮らすか」によるものが大きいのです。
尾崎友吏子(おざき・ゆりこ) 一九七〇年生まれ。インテリアコーディネーター、二級建築士、整理収納アドバイザー1級。ニューヨーク州立大学卒業。3人の男の子を育てながら、建設コンサルタントで働くワーキングマザー。心地よいシンプルな暮らしをつづったブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」が人気を得ている。 著書に『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』『3人子持ち働く母の「追われない家事」』(以上、KADOKAWA)、『ミニマリストの持ちもの帖』(NHK出版)がある。 「2020年 『「小さい部屋」でもスッキリ・快適に暮らす本』 で使われていた紹介文から引用しています。」