ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス [Kindle]
- パンローリング株式会社 (2017年8月5日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (414ページ)
感想・レビュー・書評
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メンタリスト投資家Saiさんの数あるオススメ投資本の1冊です。
この本を読むことで、そのとき自分が抱えていた2つの問題を解決することができました。ひとつは、FXでいつもチキン利食いをしてしまい、なかなか利が伸ばせなかったこと。もうひとつは、最近去っていった彼氏への未練です。
いずれの問題にも、自分ではどうしたいのか分かっていても行動が伴わず、そのうち時間が経てばどうにかなるだろうと安易に考えてました。
この本には、「2つの矛盾した信念」(私の場合「恐れずに利を伸ばすvs負けたくないので少額でも利確しておく」でした)が対立している限り、いつまでも新しい自分に変わることはできないとあります。この2つの信念が対立した状態でずっとトレードしていても、自分が希望する結果は出せないとのこと。そのうちに「時が解決してくれる」というほど、簡単に解決できるものではないのです。
著者は「そうなれるかどうかは、自分が何をしたいかがどれほど明白で、その欲求がどれほど強いかにかかっている」と述べています。それでも初めの内は負の信念に引っ張られ、昔の自分に戻ろうとしてしまいます。そんなときは感情的にはならず、そうした自分を俯瞰することで、軌道修正することができます。
本書では瞑想も紹介されており、一日に数回実践することで安定した心を保つこともできています。
トレードしていて、以前感じていた恐怖や不安がなくなりました。所詮、未来に何が起きるかなんて誰にも分からないのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
200624*読了
KindleUnlimitedでこの本が読めるのはお得すぎる!1週間以上かかってやっと読み終えるぐらいのページ量。
読み終わって、はぁー、と大きく息をつきたくなりました。それぐらい精神面をとことん鍛えられました。
相場で何が起こるかは誰もわからないと思うこと、メカニカルトレードと裁量トレードと直感的トレードについて、など。同じ話を何度も繰り返されて、それでも変わることってきっと難しいんだよなぁ。
損を取り戻したい気持ちがぬぐえないし、自分が勝ち続けられる自信も持てなくて…書いてあることはその通りだと思うけれど、実際になるのは大変。
でも目指したいところがあるのだから、こういう精神状態にならなければ。
今はメカニカルトレードのテストをしているところ。この結果がどうなるか。結果次第ではメカニカルトレードで運用していきたいと思います。