- Amazon.co.jp ・電子書籍 (130ページ)
感想・レビュー・書評
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いまさらながら、山田全自動のツイッターが気に入った。
日常生活の中のさまざまな「あるあるネタ」を、浮世絵調のイラストで一コマ・マンガにしたシリーズ。
「~でござる。」で統一された一言コメントがまた、絶妙なアクセントになっている。
浮世絵調というところがミソ。同じネタをフツーの絵でやったら面白さは半減だろう。
ツイッター・ネタを書籍化したものもすでに2冊出ていて、2冊ともKindle Unlimitedに入っていたので、読んでみた。
この1冊目はネタのクオリティが高く、ツイッターで一度目にしているネタでも改めて楽しめる。
「あとがきでござる」によると、山田全自動の本名は「山田孝之」なのだそうだ。
同姓同名の俳優と混同されるため、「山田全自動」にしたという。
全自動という不思議な名は、「吉岡禅寺洞(よしおかぜんじどう)という明治~昭和初期に活躍した福岡の俳人がうちの近所の出身なので、その方にあやかって」つけたものだという。
《自分がホームランを打てるタイプとは到底思えないので、今と変わらず素振りを続け、素振りのフォームだけは日本で一番上手い的なポジションを目指していきたいと思います。》
――そんな一節で結ばれる「あとがきでござる」は、とてもよい文章で好感が持てる。
ところが、2冊目の『またもや山田全自動でござる』になると、ネタのクオリティがガクッと下がる。まあ、つまらなくはないんだけど、1冊目と比べてしまうと〝出がらし感〟がある。
元本は1冊目の翌年に出ているが、もう少しよいネタをじっくり蓄積してから2冊目を出すべきだったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボツネタの墓場まで、すべて面白かった。
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( ̄m ̄〃)あるある、くすっ
……でござった ヽ(´ー`)ノ
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