幸せな人は「お金」と「働く」を知っている [Kindle]

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  • イースト・プレス
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感想・レビュー・書評

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  • お金と仕事に対するマインド本。求めていたような本ではなかった。
    中高生くらいのまだ自分の考えがふわふわしている人が読むならまだしも、ある程度お金や仕事に対する考え方が定まっている大人が読むものではない。

  • 社会を知り、お金を知り、働く意味を知る。

    2017年著 これからの時代を生きる人に「お金」「働く」「幸せ」の本質を伝える本。

    想定読者は就活生くらいの人?
    この本を読めば、これからの時代に合った価値観のアップデートにつながると思います。

    個人的には、コア・メッセージが感じられず、上記について広く浅く価値観をアップデートできる本だと感じました。

    普段あまり本を読まない人とかにはオススメかな?

  • 数時間で読み終わってしまう短さではありましたが、幸せになるためにお金が重要な存在ではないことを思い出させてもらいました。最近は貯金を増やしたり投資している資産が増えると随分と嬉しくなっている自分がいますが、位置と立ち止まる必要がありそうです。
    本書では本物に出会うことが大事と書かれてありました。いくつかサンプルが書末にあったので参考にさせていただきたいと思います。

  • 最近本当に「お金」について考えている自分がいる。
    「お金がほしい」とか、「お金儲けたい」とか(だけ)でなく、「お金って何?」っていう感じ。
    「あれ?オレって、本当に金が欲しいのだっけ?」と冷静になる瞬間がある。
    当社で働いている段階で、現段階では世間的に恵まれていると思う。
    それで、ふと「オレはまだカネが欲しいのか?」って気持ちになる。
    食うに困らなければ、余計な金は必要ないはず。
    なのに「もっと欲しい」という自分も一方で存在している。
    カネがあったって、買いたいモノなんてないはずなのに・・・
    謎だ!自分自身で考えても謎なんだ。
    それぐらい謎なのが「金」という存在なのだ。

    この本で、ものすごく好い問いがあった。
    「もしあなたが、一生トイレ掃除をする仕事なら、年収いくらで引き受けるか?」
    深い!マジで深い!
    もちろん、正解は無い。

    ・仕事とは何か?
    ・それに見合う対価(お金)とは何か?
    ・その価値とは誰が決めるのか?

    深いよ。マジで深い。
    実際に今現在も、トレイ掃除を仕事としている人が存在している。
    おそらく子供の頃から、憧れて就業した仕事ではないだろう。
    しかし「やりたくないか?」と聞けば、案外そうでもない。
    (実際に辞めずに仕事を続けている訳ですし)
    続けている人こそ「単なる仕事」の域を大きく超えている場合が多い。
    この本ではその事も紹介している。
    新幹線の清掃は、往復の乗換時のわずか7分間のみで、作業のすべてを完了させるそうだ。
    「ハーバードが認めた世界一のお掃除」とも言われている。
    一流ホテルの清掃なども、同じような物語を聞く。
    もはや「仕事の仕方」が「単なる清掃」でなくなっているのだ。
    過剰なほどピカピカに磨き。
    頼まれなくても、花を生け。
    壁の絵が曲がっていたら積極的に直し。
    清掃中に廊下で出会ったお客様に気持ちよく挨拶する。
    「清掃業務」と思っていたら、ここまでは出来ないはずだ。
    何が彼らをそうさせるのか?
    ここが「仕事」そのものの本当の奥深さがある。
    当社内でも「給与を下げる」云々の議題が出る場合があるが、20%減給したら、仕事も20%減らすのか?
    そんな事は出来るはずがないのだ。
    そもそも先ほどの「世界一の掃除」については、明確な価値を計算できるのか?
    これもまた難しいことだ。
    「仕事」の「対価」と思っている時点で、すでに人間としてまだまだだ。
    この本では「イノベーションを起こすのは、こういう人たちなのだ」と説く。
    その通り!まさにそう思う!
    「仕事」の「対価」と思わず、小さな仕事を真面目にコツコツ出来る人が、大きな仕事を生むのだ。
    この新幹線の清掃は、これ自体が大きなイノベーションなのだ。
    そこをキチンと認識しなければいけない。

    我々は本当に社会にとって必要な会社なのだろうか?
    そんな事を自問してしまう。
    どこか勘違いしているのではないか?
    そんな事も感じてしまう。
    足元をもう一度見直して、仕事に向き合おうと思う。
    そんなきっかけとなる本なので、是非オススメ!
    (2017/8/15)

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