原作:好感度が上がらない/かなん(レジーナブックス)
原作未読。
リッカが10才のある日、父親がボロボロの少年を連れて帰ってきた。その少年に手を伸ばそうとしたら、ポップアップ画面が空中に表示された。それは妹がやっていた恋愛シミュレーションゲームの画面で…。
妹なんていないのに。ゲームって何だっけ?
リッカは前世の記憶を思い出した。
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ポップアップ画面には、ジルド(弟。少年を迎え入れた)のステータスが表示されていて、その中には好感度も。
マイナススタートの好感度が、少しずつ上がっていくんですが、0から一向に上がらない!がタイトルです。
明らかに仲良くなっているのに上がらないのにはわけがあります。バグではありません。
学園モノでゲームキャラ達とのすったもんだがメインってお話ではありませんでした。
実家→ジルドの本当の親の実家(公爵家)でジルドの祖父と過ごす→学園生活です。学園に入るのは、真ん中超えた辺りから。
学園ではゲームのイベントで問題がおきますが、あっさり解決します。それよりもジルドの嫉妬にニヤニヤします。
実は前世の妹も転生しています。妹は転生した時のことをしっかり覚えていて、リッカが姉だと気付いています。妹のおかげで、好感度の謎が解けます。なるほど、納得です。
仲良し姉妹で良かったんですが、同時に転生って…。前世の家族の事を考えると…。
2人とも大往生で、神様の前では若い時、高校生の姿だったんだと思っておくことにします。