- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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なんて可愛らしいお話だろう。和装が好きな方なら、男性でも女性でも読んで頂きたい。着物の色や柄、着こなしを頭の中で彩色しながら読むのが、楽しくって仕方がない。着物の生地の感触まで思い描けたら最高だと思う。自分自身が、着物を見立てるのも大好きだし、スタイルブックを見るのも大好きだから、なおさらそう思うのかもしれない。
ヒロインのももは、内気だけど可憐な感じのOL。着物を着て休日にお出かけするのが趣味。この着物は、仲良しだった祖母が遺したもので、ある日着物で出かけていて、一目惚れの恋を??―。といったお話。彼女は今どきのガツガツ強い女の子ではない。でも、変にぶりっ子もしていなくて、ほどよく内気な可愛い子で、とても好感がもてた。
着物の着こなしは、柄行きの選び方から、小物まで、行き届いた解説をしてくれるし、ももが出かける目的地が、どこも情緒ある、古き良き浪漫の香りが漂う場所ばかりで、関西が舞台なのもあって、よけい手垢がついていない、知っている人が知っている場所の感じがして楽しい。これを読みながら、カラーで見たい!と叫んだ読者は私だけではないはずだ。
もっと着物のうんちくを多くして、恋愛要素はいらないと言う声もお見かけしたが、私はこのくらいの小さな恋なら、良いと思う。今の少女漫画からしたら、ほんとにあっさり純情可憐で、透明なお菓子のような恋だから。
逆に、着物辞典みたいになりすぎてもつまらない。どんな場面で、どんな季節に、誰のために着るのか、という大事なことが際立って、お話が鮮やかになるからだ。
恋のためだけに装うなら、あざといし飽きたと思う。でも、このお話はそうじゃない。ももは、自分のために装い、出かけて、毎日をちゃんと愛している。そのうえで、特別なときめきを持った時、彼女の装いがどう変わるか、あるいは変わらないかも、ポイントになるかな、と…。むしろ着物のうんちくは、オールカラームックで写真とイラストを使って、別冊を出して欲しいな。
またお友達に着物見立ててあげたり、呉服屋さんにも母と遊びに行きたい。明後日母は大きな手術を控えているが、無事で成功してくれたら…。着物は全部売ってしまったけど、いろんなおしゃべりが楽しく出来るのに。
手術のお見舞いに着物は、落ち着いてからなら涼やかな装いもいいけど、しばらくは、ちょっとでも長くついていてあげられるよう、楽な着心地のお洋服にしなくては。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アプリの広告か何かで偶然知って、無料配信分を一気読み。
普段のお出かけと着物の組み合わせ(柄などの由来含めて←大好物)、気付いたら夢中になって読んでた。
紙媒体で欲しくなった一冊。 -
そんなにいいかな
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正直…着物に興味ないし…。
てか、椎名さんに1回会った途端、めちゃくちゃ色んなところでばったり会うようになる、ていう都合よすぎる展開が寒々しい。
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着物をこんなふうに着こなせたら素敵だなと思いつつ、私にはハードルが高いとも思うのです。とっても可愛らしいおはなしで、着物が似合う素敵な主人公です。
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■書名
書名:恋せよキモノ乙女 1巻
著者:山崎零 (著)
■感想
KINDLEで3巻まで無料で読みました。
着物、恋愛漫画として普通に面白いけど、個人的に何度も読み返すタイプの
漫画ではないかな?と感じました。
着物の描写については、浅いのか深いのか、正しいのか間違っているのかの
判断が出来ませんでしたので、着物が好きな人にこれがはまるかよくわかりません。
恋愛部分だけ見たら、なんてことはない感じです。
主人公一家の女性の性格が、全員すごく良いのが読んでいて不快感が減ります。
この容姿でこの性格のお姉さん、いたらモテモテも良いところでしょう。
続きもどこかで読めたら読みたいけど、すぐに買って読むという感じでは
個人的には無かったです。