恋せよキモノ乙女 1巻: バンチコミックス [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 7
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感想・レビュー・書評

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  • なんて可愛らしいお話だろう。和装が好きな方なら、男性でも女性でも読んで頂きたい。着物の色や柄、着こなしを頭の中で彩色しながら読むのが、楽しくって仕方がない。着物の生地の感触まで思い描けたら最高だと思う。自分自身が、着物を見立てるのも大好きだし、スタイルブックを見るのも大好きだから、なおさらそう思うのかもしれない。

    ヒロインのももは、内気だけど可憐な感じのOL。着物を着て休日にお出かけするのが趣味。この着物は、仲良しだった祖母が遺したもので、ある日着物で出かけていて、一目惚れの恋を??―。といったお話。彼女は今どきのガツガツ強い女の子ではない。でも、変にぶりっ子もしていなくて、ほどよく内気な可愛い子で、とても好感がもてた。

    着物の着こなしは、柄行きの選び方から、小物まで、行き届いた解説をしてくれるし、ももが出かける目的地が、どこも情緒ある、古き良き浪漫の香りが漂う場所ばかりで、関西が舞台なのもあって、よけい手垢がついていない、知っている人が知っている場所の感じがして楽しい。これを読みながら、カラーで見たい!と叫んだ読者は私だけではないはずだ。

    もっと着物のうんちくを多くして、恋愛要素はいらないと言う声もお見かけしたが、私はこのくらいの小さな恋なら、良いと思う。今の少女漫画からしたら、ほんとにあっさり純情可憐で、透明なお菓子のような恋だから。
    逆に、着物辞典みたいになりすぎてもつまらない。どんな場面で、どんな季節に、誰のために着るのか、という大事なことが際立って、お話が鮮やかになるからだ。

    恋のためだけに装うなら、あざといし飽きたと思う。でも、このお話はそうじゃない。ももは、自分のために装い、出かけて、毎日をちゃんと愛している。そのうえで、特別なときめきを持った時、彼女の装いがどう変わるか、あるいは変わらないかも、ポイントになるかな、と…。むしろ着物のうんちくは、オールカラームックで写真とイラストを使って、別冊を出して欲しいな。

    またお友達に着物見立ててあげたり、呉服屋さんにも母と遊びに行きたい。明後日母は大きな手術を控えているが、無事で成功してくれたら…。着物は全部売ってしまったけど、いろんなおしゃべりが楽しく出来るのに。

    手術のお見舞いに着物は、落ち着いてからなら涼やかな装いもいいけど、しばらくは、ちょっとでも長くついていてあげられるよう、楽な着心地のお洋服にしなくては。

  • 可愛い(*^^*)着物やっぱりいいな~♡
    トトさん、キューピットになってくれればいいが、自分で立候補しそうだ笑

  • アプリの広告か何かで偶然知って、無料配信分を一気読み。

    普段のお出かけと着物の組み合わせ(柄などの由来含めて←大好物)、気付いたら夢中になって読んでた。
    紙媒体で欲しくなった一冊。

  • そんなにいいかな

  • 正直…着物に興味ないし…。
    てか、椎名さんに1回会った途端、めちゃくちゃ色んなところでばったり会うようになる、ていう都合よすぎる展開が寒々しい。

  • 着物をこんなふうに着こなせたら素敵だなと思いつつ、私にはハードルが高いとも思うのです。とっても可愛らしいおはなしで、着物が似合う素敵な主人公です。

  • ■書名

    書名:恋せよキモノ乙女 1巻
    著者:山崎零 (著)

    ■感想

    KINDLEで3巻まで無料で読みました。
    着物、恋愛漫画として普通に面白いけど、個人的に何度も読み返すタイプの
    漫画ではないかな?と感じました。

    着物の描写については、浅いのか深いのか、正しいのか間違っているのかの
    判断が出来ませんでしたので、着物が好きな人にこれがはまるかよくわかりません。

    恋愛部分だけ見たら、なんてことはない感じです。

    主人公一家の女性の性格が、全員すごく良いのが読んでいて不快感が減ります。
    この容姿でこの性格のお姉さん、いたらモテモテも良いところでしょう。

    続きもどこかで読めたら読みたいけど、すぐに買って読むという感じでは
    個人的には無かったです。

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著者プロフィール

12月20日生まれ O型

「2013年 『comic 楽園のうた 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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