暗殺の世界史 シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正熙まで (PHP文庫) [Kindle]
- PHP研究所 (2008年6月2日発売)
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感想・レビュー・書評
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闇に葬られた歴史上の暗殺事例を並べても、未解決(真相は誰にもわからない)なのでいくらでも脚色ができてしまう。これらの暗殺事例を並べるほどに陰謀論の色味が増しそう。
「活躍した歴史上の英雄も役目を果たしてしまえば政治のゴミである」というプロローグの主張に酔いしれたい人には最適。カタルシスやルサンチマン、犯人探し本能は満たしてくれるかも知れない(僕は16%まで読んで同じパターンが繰り返されるので飽きて離脱)。
イスラム世界の若者たちがジハードの号令の名のもとに過激化していく仕組みや、時代の変革期に暗躍する政商(おカネ)と暴力的組織と武器とターゲットの関係、構造を現代の国際政治やビジネスの文脈(投資家とベンチャー、テクノロジー、破壊的イノベーションで揺さぶる市場など)に置き換えられるセンスは重要と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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