戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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  • トヨタのオペレーション改善手法とマッキンゼーの戦略立案手法を武器とする筆者の一冊。
    戦略参謀としてのマインドセットや、どの様に組織のサイクルを回していくべきかについて触れられている。とにかくPDCAが大事と述べている。
    正しい戦略を描けても現場を回すことが出来ない人が多いとも聞くが、筆者は戦略を正しく描き、現場力に基づいて実行に移せる理想のCOOロールなのだろうなと思いました。

  • 知りたかったことと少しズレてたけどいい本なはず。

  • 組織のトップに近いポジションでトップの補佐役を務める人、社内の全部署を横断的に見る必要のある部門で業務にあたっている等は特に必読かもしれません。
    企業におけるいわゆる「ナンバー2」としての責務を全うし組織を成長させるだけでなく、自身のビジネススキルを磨いて市場価値を上げるための「心得」が詰まっています。

    本書のあらゆるところに「PDCA」という単語が登場します。昨今はPDCA自体に懐疑的な論調も目にしますが、多くの場合は正しい作法に則ったPDCAを廻していないことが良く分かります。

    フレームワークなどのテクニカルな面だけでなく、人間の「業」に対処するための心得のようなものにも言及しており、実に幅広い内容となっています。

    以下は個人的な備忘録です。
    ・ファクトベースの現状把握と可視化・意味合い抽出がトップの判断精度を高める
    ・市場と接する現場からのフィードバックが大事
    ・「思惑」の蔓延は組織を衰退化させる
    ・企画にも作法あり、ただしその「中身」こそ重要
    ・自ら手を動かして真摯に考え抜く経験がビジネスの腕を上げる
    ・社内の神経系統づくり(トップ←→現場)
    ・現場からの信頼関係がなければ改革は頓挫する
    ・相手へのリスペクトの欠如が「抵抗勢力」を生む
    ・未知の領域を進む際にPDCAが足元に明かりを灯していく
    ・参謀役に求められるのは、五感をとおして現場を知り、問題があったときに「誰よりも早く経営目線で最も的確な仮設を思いつくことのできる」能力

  • 前作「戦略参謀」が良かったので読んだが、小説形式ではないからか、同じ話(PDCAPDCA…)の繰り返しが多く冗長に感じ、途中から飽きてしまった。
    面倒くさい人間関係に神経をすり減らさなくてはならない参謀役の大変さ、辛さは分かった。

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著者プロフィール

株式会社RE‐Engineering Partners代表、経営コンサルタント。
早稲田大学大学院理工学研究科修了。豊田自動織機製作所よりの企業派遣で米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科で修士号を取得後、マッキンゼーアンドカンパニー入社。大手電気、大手建設業、大手流通などの戦略策定や経営改革などに携わる。その後、大手企業の社長、役員、事業・営業責任者として売上V字回復、収益性強化などの企業改革を行う。08年、(株)RE‐Engineering Partnersを設立。

「2020年 『PDCAマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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