もう一度、お父さんと呼んでくれ。 (講談社文庫) [Kindle]

著者 : 樋口卓治

• 講談社 (2016年4月15日発売)

感想・レビュー・書評

[KIWIさんの感想 · 2020年6月4日]

高校生の娘を一生懸命育ててきた主人公、一郎。そんな彼のもとに、ある日「親権適性調査」(お父さん検定)が送られる。
娘のことをわかっていますか？娘を本気で怒れますか？...数多ある条件をクリアしないと、娘は自分から離れていってしまう。
大切な娘のため、一郎は「理想の父親」になろうとするが...。
親子の軽快な会話にクスリとさせられました。自分も父と二人暮らしで、互いに遠慮している部分があるので、親子の関係に感情移入してしまいます。

著者プロフィール

1964年、北海道生まれ。放送作家として「笑っていいとも!」「Qさま!!」「お願い! ランキング」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「林修の今でしょ!講座」などを担当し、2012年、『ボクの妻と結婚してください。』で小説家デビュー。他の著作に『もう一度、お父さんと呼んでくれ。』『「ファミリーラブストーリー」』『続・ボクの妻と結婚してください。』などがある。

「2020年 『喋る男』 で使われていた紹介文から引用しています。」