ひげを剃る。そして女子高生を拾う。【電子特別版】 (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 非日常でご都合主義的なシチュエーションであることはそうとして、吉田と沙優の関係性ができていく過程の描き方は良い

  •  何となく、タイトルが前から気になっていたのですが、あまり期待せずに読み始めたら、一気に読み切りました(笑)。

     こんな男にとって都合のいい話、ないことは十分わかっているのですが、どこか憧れてしまうというか、期待してしまう自分が、馬鹿ですね、お恥ずかしい。

     見ず知らずの女子高生との共同生活、フラれたはずが、なぜだか思わせぶりなIカップ上司、そして、理想的な仕事ができないけど可愛い後輩。

     主人公が、唯一自分に向いてないIカップ上司だけに女を感じているという設定が、私には理解できませんが、無理そうな設定を、最後、上手にまとめていましたので、☆5つにしました。

     ただ、続きがあるようで、これ以上どんな展開が可能なのか、私には想像できませんが、我慢できずにそのうち読むと思います(笑)。

  • 評価:☆4.5

    絶賛アニメ放送中で、ハマったので試しに読んでみた。
    内容は区切りの良い3話まで。

    地の文があると流石に内面描写は小説の方が一枚上手で、主人公である吉田以外のキャラ視点でも描かれるのがグッド。

    アニメと印象が変わったのは柚葉で、普段の振る舞いや吉田に惹かれていった過程が小説では描かれていた。
    わざと仕事で手を抜くというのは頂けないが、そういうズル賢い生き方をするんだけど、だからこそ全力で自分にぶつかってくる吉田をいつの間にか目で追うようになってしまう…癖はあるが悪くない。

    まぁ僕は沙優一択ですけどね!

    そして後藤さんは小説でもやはりこの時点では意図が掴めず…私気になります。

    アニメも出来は良いし小説で先に読んでしまうのは勿体ない感あるので、この先はひとまずアニメで追いかけようと思う。

    "吉田さんと過ごす時間は、本当に安心できるのだ"
    "そして、安心できすぎて、こわくなるのだ"

  • 会社員がJKと同じ部屋に住むというネタと表紙が気になったので買ってみた。

    JK好きのおっさんの読みたいものはなく、どちらかというとJK側に感情移入するような人のための話だった。女子による(推測)女子のための(確信)小説。俺らはお呼びじゃない。

    なにしろ、着の身着のままのJKがやってきても味噌汁が作れるだけの食材がないといけない。冷蔵庫にビールと写真のフィルムしかなかった俺など話にならない。そして読んでいくとイケメンで仕事がかなりできて金もけっこうある。俺らはお呼びじゃない(2度目)。

    こんな主人公なのでモテる。モテモテ主人公の描写に目が行って、男女同室のあれやこれやはかなり削られてる。さらに、前半でJKは何もない、何もすることもない状況で1日をどう過ごしていたのかが完全に謎。

    とはいえ、小説として形になっているのは確か。読みやすく、ストーリーも成立している。

    ちゃんと課題設定があってそれを解決して1巻が終わる。1巻はJKが吉田の家の住人になれること。吉田との信頼関係の構築と言い換えてもいい。この巻では家出の原因にはほとんど触れない。

    JK側の問題は時々描かれていて、何かをされたら何か返さないといけないと思い込んでいること。このため善意をそのまま受け取れない。無償の愛を知らない。おそらくこれは彼女の家出の原因とからんでいる。

    だけどストーリーとしては吉田の方の問題ばかり描き、結局相思相愛なんだけど互いに頭ではそれを否定しつつにといった関係に(ラブコメですからね)。

    にしても。記述のほとんどがJKとのドキドキ同棲生活ではなくモテモテ会社員吉田のシーンであるのに、IT企業のやり手リーマンとしてのリアリティが希薄でトホホとなる。『メイドラゴン』の小林さんほどでなくても、もう少し調べるとかSNSで様子を探るとかあってもよかったのでは。

    JKにスマホを与えるまで家にいるJKと昼間連絡がつかないというのが前半。いやPCあるだろうと。それネットつながってないのかと。JKならPCなんてすぐ覚える。SEなのにデジタルガジェットに知識も関心もなさすぎる。

    結局は、会社員としてのリアリティよりも、家を飛び出して逃げ込んだ先に、JKにとって限りなく都合のいい人物=吉田がいた、というファンタジー。

    JKに家事を強要する、という表面上は男が搾取しているように見えるが、中身は女性読者にとって都合がいいようにできている。吉田がモテモテなのも、モテない男が女子に人気が出るわけがないというよく知られた理屈(同僚の女性と仲良く会話したかったら結婚して子供の話題を振るのが最強=同僚との恋愛ルートは消えるという罠)。

    それが悪いとは言わないが。とりあえず1巻はあくまでエンタメで、社会問題に切り込んでいくような作品ではない。そこはわきまえないと無駄に怒ったりがっかりしたりすることになると思う。

  • 5年恋してた先輩に告ったら振られた.
    5年付き合ってる彼氏が居るんだってさ.
    で,やけ酒飲んでその帰りに

    女子高生を拾う.

    それから始まるおっさんのモテ期.
    振った先輩もなんか昼飯に誘ってくるし
    新人教育担当してる後輩もなんだかんだでアプローチ.
    さらに家に帰れば女子高生.

    どういうことだってばよ.
    とりあえず髭を剃ればいいのか?
    でもJKは拾えないんだろうなぁ….

  • 家出女子高生を会社員が保護して手を出さず同居するお話
    設定を変えて女性向けマンガ誌にはたくさんありそうであるが
    あえて男子向けライトノベルで出すのが希少性か
    それにしても変化球すぎて
    他に違いがあるところに価値を見出す人にしか
    ありがたがられないと思う
    文章も改行作品で一般文芸としてもくるしく
    こういう作品を褒めたくなるのは
    『このライトノベルがすごい』のわるいところだ

  • さゆちゃんかわいい。続き出るのかな。後藤さんや三島さん、さゆちゃんのその後が気になるなぁ

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