運と実力の間 不完全情報ゲームの制し方 [Kindle]

著者 : 木原直哉

• 飛鳥新社 (2013年6月7日発売)

感想・レビュー・書評

[半ニートさんの感想 · 2022年1月25日]

個人的にポーカーにハマっているのでプロの木原直哉さんが執筆された本書を手に取ってみた。

木原さんがWSOPにて日本人初のゴールドブレスレットを獲得するまでの期間で印象的だった出会い、経験が描かれている。

木原さんは東大に入っていたこともあってか、周りの人もとんでもなく凄い。日本チャンピオンなんて早々周りにいないよ…。そもそも私にはポーカーしている友達すら居ないのだが…。

キャッシュゲームやトーナメントの緊迫した場面においては各々のハンドやボードは勿論のこと、木原さん自身の心理描写も描かれている。詳しく書かれている分だけ作品に入り込めて楽しかった。

ポーカーで強くなるためのマインドは少し学べるが、具体的な方法論は語られてはいない。木原さんに興味がある方、もしくはポーカープロの世界に興味がある初学者にオススメ出来る本だと感じた。