クラウドエンジニア養成読本[クラウドを武器にするための知識&実例満載!] Software Design plus [Kindle]

  • 技術評論社
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  • Public Cloudは世界各地の拠点で運用されている。Public Cloudの地理的な単位としてRegionがある。Regionはデータセンターの集合体で、低遅延ネットワークで接続されている。日本ではAWSは東京Regionと大阪ローカルRegionがある。Azureは東日本Regionと西日本Regionがある。
    各Regionは地理的に離れた場所に位置する。各Regionは、障害が発生しても切り分けてできる限り安定性を高めるため、他のRegionから完全に分離される設計になっている。AzureのRegion間は300マイル(約500km)離している。AzureにはGeoという区分もある。Geoは南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋、中東及びアメリカに分けられる。
    通常はユーザーの所在地に近い場所にあるRegionを利用する。サービスが動作している場所とユーザーの場所が地理的に離れている場合、レイテンシーが発生する。Regionによってサービスの価格が異なる。
    AWSもAzureも特殊なRegionがある。AWS GovCloudやAzure Governmentは米国連邦政府機関、州政府、地方自治体向けのRegionである。政府や公共団体のコンプライアンス要件を遵守しなければならない顧客向け。一般ユーザーからアクセスできず、隔離されている。機密データや規制対象ワークロードをクラウド内でホストできるよう設計されている。
    AWSもAzureも中国のRegionは隔離されている。中国企業によって運用されている。
    Azure Germanyはドイツの法律に基づく厳格なデータ保護の要件を満たす。ドイツ企業が管理する。Azure Germanyで作成したデータを持ち出せない。

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著者プロフィール

NRIネットコム所属。本業の傍らで平日夜間・土日は技術書の執筆者稼業に邁進し、本書も含めAWS認定資格の対策本も多数執筆。目下の悩みは、AWS認定試験自体の改訂にどうやって追随するか。そして、週末にある子供のスポーツ少年団の野球の手伝いと、執筆のために残す体力との兼ね合いをどうするか。

「2022年 『AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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