- Amazon.co.jp ・電子書籍 (178ページ)
感想・レビュー・書評
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この本に出会ってよかったです。すごく救われました。
「何者かになりたい、そう願う本当の理由に辿りついた時 ありのままでいて穏やかに生きられるようになりました」という試し読み冒頭を見て、気になって即買い。
( 公式twitterが試し読みサンプルを上げてくださっています → https://twitter.com/i/events/910072420630880257 )
結論、買って良かったです。
ぴろよさんと同じように、私も「どこか自分がからっぽな気がして何者かになりたい」とこの頃強迫観念的に感じていました。
ストレス発散の手段は違っていても抱えている悩みや奥底での願望などがモロ私で、まるで自分を見ているかのようで…。そういう意味ですごく読むのはつらかったですが、ストーリーと絡めながらの言語化や図解がとても丁寧でこういうふうに捉えればなるほど納得だ、こういうふうに丁寧に処理してあげればよいのだ、と自己理解も深めつつ読み進めることができました。
「自分を受け入れる」とか「ありのままの自分を見る」とか、ともすると綺麗事で語られることが多いですが、そこに対峙するぴろよさんの葛藤をこんなにもそのままに作品としてさらけ出されていることを、ただただ尊敬します。
そんな、他人には見られたくない(言ってしまえば)醜い自分も今や認めているからこそこうして描くことや公表することができるのだろうなと思います。
「本当に必要な覚悟は 現実を受け入れる覚悟じゃなく 自分の気持ちに責任を持つ覚悟」というフレーズが最も重く感じられて、心に刺さっています。
何度も何度も読み返して自分に腹落ちさせていこうと思います。
本当に出会えてよかった1冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示