私の好きなプロ野球の現役コーチが書いた本ということで楽しく読めた。
印象に残った点◯ それに対する感想△
◯腕組みはNG
威圧感を与えるため選手を萎縮させてしまう。
戦況を見つめる時や、撮影の際にカメラマンから「腕を組んでください」とお願いされても断っている。
△無意識のうちにやってしまいそうだからこそ、野球と離れた場所でもかなり気を遣っているのだと感じた。
◯「振り返り」作業
選手それぞれに自分のプレーの良かった点、悪かった点を客観的に見つめ直してもらう。
振り返りは具体的に。その状況で自分がどう考えていたのか、感情の部分まで洗い直してもらう。
単に「上手くいった」「ダメだった」では課題が明確にならない。
その繰り返しが間違いない成長に繋がる。課題が明確にならない限り同じ失敗を繰り返すことになる。
△「具体的に」というところが重要だと感じた。たしかにそこを押さえないと時が過ぎると記憶が曖昧になり、次回に活かせない。
◯三人称で日記を書き自分を客観視する。
日記は振り返りの有効な手段だ。
日記をつける際の人称は「ぼくは」「わたしは」の一人称ではなく「彼は」「彼女は」の三人称をお勧めする。
△この本を読んで早速実践してみた方法だ。今まで三人称で日記を書いたことがなかった、というか気づかなかった。
自分を客観視する意味では効果があると思う。
あとはどこまで継続出来るか。
まとめ
プロ野球だけでなくメジャーリーグでも活躍して、その後日本のプロ野球の一軍二軍コーチも務めた方なので、説得力があった。
なんでもアドバイスすれば良いのではなく、自分で考えさせるなど、サラリーマンなら部下や後輩にアドバイスする際の参考になると思う。
また今後ファイターズ戦はもちろん、プロ野球の他の試合を観戦する際、この本に書かれている事を意識しながら観戦すると、違った面白さがあると思う。