中国人民解放軍の全貌　習近平 野望実現の切り札 (扶桑社ＢＯＯＫＳ新書) [Kindle]

著者 : 渡部悦和

• 扶桑社 (2018年4月27日発売)

感想・レビュー・書評

[黄昏さんの感想 · 2018年7月28日]

深くはないものの。人民解放軍の全体像について網羅的に語られていて面白い。

個人的には、人民解放軍（陸軍）のリストラを基にした国防企業の始まりと軍民融合の話が興味深かった。

最後の中国の夢を阻む要因の部分は、正直それほど希望を持てる内容ではなかった。

正直当面中国の勢いを止めうる要因はないと感じた。

著者プロフィール

渡部悦和（わたなべよしかず）
1955年愛媛県生まれ。元陸将。1978年東京大学卒。陸上自衛隊入隊後、外務省出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学等を経て、東部方面総監。2013年退職。著書は『米中戦争』（講談社現代新書）、『現代戦争論—超「超限戦」』（ワニブックス【PLUS】新書）、『日本はすでに戦時下にある』（ワニ・プラス）など多数。

「2022年 『プーチンの「超限戦」—その全貌と失敗の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」