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感想・レビュー・書評
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お酒マンガは随分と増えたけど、入りの部分は定型だよねえ。
いわく、お酒に無知な主人公を据えて、知識を経験させつつ酒の世界を旅させる。
違いを生むためには、どう無知でいられるか、どう旅させるか。
今作のように「下戸」てのは酒マンガとしては地雷というか毒というか、そこまでテーマと対極にある設定って無いよなあ。
もとより自分は「飲めない人に無理して勧める」てのを否定している派なので。
「ビール苦手な人にもお勧め!」とかアホちゃうか。
今作の主人公だって、きっかけは仕事の上で必要となったからどうにかしたいと考えただけで、お酒に対して好意をもったとかそういう理由ではないわけで。
そもそも下戸の人にお酒が好意的なモノとなるんて、そりゃあ難渋するわ。
しかしそれでは話が進まないわけで、そこで演出されるのが案内人との出会い。
グルメマンガには必須の存在ねー。
グルメマンガの面白さは、冒険者と案内人との関係や掛け合いにあると言っても?
その案内人がカエルの妖怪ってあたりが、この作品の妙なんだろうねー。
(下戸とゲコ…ってシャレありきなんだけど!!)
それでも「酒が飲めない」って設定は各所で活きていて、ただの知識披露になってないあたりが優しさ。
お酒との付き合いかたや飲み方、下戸ならではの目線や苦労が描かれてる。
単にお酒に詳しくなるってだけでは無い辺りが、今作の特徴といえば特徴か-。
余談。
自分が感心したのは、アル添の日本酒についてきちんとフォローしていたこと。
ここはね、今の日本酒を語る上でね、ちゃんとしておいてほしいのよ!!(うるせえ絡み方詳細をみるコメント0件をすべて表示
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