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感想・レビュー・書評
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今回の特集は「ホテル爆増」。
訪日外国人客の増加を背景に、今ホテル開業ラッシュが起きている。
そういった各地のホテル開発事情や、工夫をこらしたホテルの数々などが紹介されている。
さて今回目に止まったのは、ホテルよりも、民泊の現状についてだ。
6月に、いわゆる「民泊新法」が施行されたのは記憶に新しい。
が、その内容が厳しすぎて、なんと撤退する業者が急増しているらしい。
これはおなじみの、日本の悪い癖だ。
新しい何かが生まれた時に、その負の面ばかりが目についてしまい、過剰に保険をかけてしまう。
結果、その新しい芽そのものを潰してしまうのだ。
こういったことの扱いの上手さは、アメリカとは雲泥の差だ。
最近の「平成経済の証言」のコーナーでは、鈴木氏が、日本のインターネット産業の立ち上がりについて語っている。
曰く、新しいものに対して、アメリカ企業は「他が使ってないものだからうちが使いたい」と考える。
だが日本企業は必ず、「他にどこが使ってますか?(そうじゃないと安心できない)」と聞いてくるのだと。
その違いは、グローバル経済の中で大きなスピードの差になって現れる。
慎重な姿勢は、必ずしも悪いことばかりではない。
だが、それにしても日本は新しいことに対して狭量すぎる。
この点を改めないと、世界に置いていかれる一方だろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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