- Amazon.co.jp ・電子書籍 (431ページ)
感想・レビュー・書評
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起業のやる気、労働の意欲が出た。
アマゾン
投資に積極的で黒字を嫌い、次々と挑戦していく。一定額を定めうまくいったものを伸ばしていく。ありえない思考を実現させていく。企業買収を積極的に行い、省人化を推し進める。今では検索もGoogleよりもAmazonから行われる機会が多く、小売業の破壊を体現している
アップル
今やiPhoneは神聖視されている。低コストで高い販売価格を最もよく実現した
メタ
自らをメディアとは名乗らないのには、名乗ることで責任ができ、注目を浴びる過激な情報の発信に消極的になってしまうから
Google
アルファベットの傘下として、人々から絶大な信頼を元に毎日大量の質問と情報を得ている。社員がとにかく優秀で社風も整っているためMicrosoftのように社員が抜けていく状況は考えにくい
いずれの企業も世界屈指の有名大学の付近にオフィスを置き、パイプラインを強く形成している
これらに続くとしたらテスラ、アリババ、ウーバーである。特にウーバーには素質が十分にある。しかし経営陣の好感度が足りない
経営者として必要なのは、ビジョンを掲げ、それを操縦し、冷徹に事業を見返すこと詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んだのが出版から約5年後だったが、GAFA4騎士の存在感は変わらず、それ以上かもしれない。(FacebookはMetaになって少し方向性が変化したかも)
各企業の強み・弱み、また追いかけてくる次の企業たちの分析もわかりやすく述べられている。これらの企業によって確かに便利になった点も多く、自分自身もその恩恵を受けている身であるが、逆に言うとこの便利さに慣れてしまうと戻ることができなくなってしまい、知らず知らずのうちに生活の大半がこれらの企業にコントロールされているとも言え、巨大企業の強さとともにあらためて怖さを感じた。
またこれら企業の良し悪しは別として、すべてアメリカ生まれであることに対しては忸怩たる思いもある。世界を変えるようなサービスや製品を生み出す会社がほぼ一国に集中しているという事実が、アメリカという国の強さでもあるのだろう。 -
もう5年前に出版だが前から読みたかった本。
5年経つとある程度答えも見えてきているが、それでもGAFAがユーザーの何に訴えてサービスが出来ているかまとめてくれている本。 -
GAFAの事業モデルや差別化、参入障壁の作り方などを独自の考察に基づいて纏めている。
この本が出た頃には、一般的なはやり企業を纏めただけのはやり本と勘違いして、食わず嫌いだった。図書館でふと手に取って読んでみることにして正解。 -
GAFAをかなり批判的な視点で見ているのが、意外で面白かった。
NEXT GAFAとなりうる企業を挙げていたのも、色んな企業を知るという点で良かった。
でも話の途中で、ニューヨーク・タイムズでの出来事があったが、かなり蛇足な感じがあった -
Google, Apple, Facebook, Amazonの4社がグローバル経済に多大な影響力を持っているだけに留まらず、政治的・倫理的にも巨大な存在になっていると言う観点から現在の世界を理解しようとする書籍です。まずは各社の成り立ちをたどり、その後にGAFAの抱える課題や他の大企業と一線を画した巨大な存在になるための要素を経済以外の観点も含めて論じています。
翻訳書ということを加味しても、正直文章として少し大袈裟な表現が多いようには思います。GAFAは必ずしも善良な存在ではなく清濁併せ呑むような方法で、世界の一角を支配するほどの規模感に成長しています。事例としてAppleがゼロックス研究所で研究されていたGUIを盗用?してコンピュータを専門家のものから一般に使用する存在へ変えたことなどが述べられています。これが本当に悪いことかどうかは議論の余地があると思います。
最後にはGAFAに取って代わる次世代企業の存在について述べられます。本書執筆時はコロナ前だったので世界を取り巻く状況は変わっていますが、大きな方向性には影響ないように思います。 -
GAFAと言いながらamazonが中心 成毛真氏と著作と同じ
「小売革命」のインパクト リアルな変革
「囲い込み」の怖さ
利益の源泉はDATA・CENTER