リトル・ダンサー [DVD]

監督 : スティーヴン・ダルトリー 
出演 : ジェイミー・ベル  ジュリー・ウォルターズ  ゲイリー・ルイス 
  • KADOKAWA / 角川書店
4.30
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111294692

感想・レビュー・書評

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  • 1984年イギリス北部の炭鉱街、父親の勧めでボクシング教室に通うビリーだが隣のバレエ教室に興味を持ち、親に内緒でバレエ教室に通う。バレエ講師のウィルキンソンはビリーの才能を見出しロンドンのロイヤル・バレエ学校の受験を勧める。
    炭鉱のストライキが続き生活に困っている父はビリーが勝手にボクシングを辞めバレエを習っていることに激怒するが、ビリーは父の前で全力で踊りだす。ビリーの才能を確信した父はストライキから離脱し、亡き母の形見の時計を売る。
    ロイヤル・バレエ学校の入試で場違いな雰囲気に気後れしてしまい実力を十分に発揮できなかったビリーだが見事合格を勝ち取る。14年後、家族と親友が見守る中バレエダンサーとして成長したビリーが白鳥の湖の舞台に立つ。

    ビリーを演じたジェイミー・ベルの演技、ダンスが素晴らしい。すべての思いを爆発させて父の前で踊るシーンは圧巻。父親、兄、そして同性愛者の親友、バレエ講師、ビリーの周りの人々もみな魅力的。ビリーが合格したのは才能があったということでいいの?そこはちょっと疑問。最後、アダム・クーパーが出るなら彼のダンスもじっくり見せてほしかった。

  • スティーブン・ダルトリー監督の傑作映画として名高いこの一本、2023年も半ばになってようやく初観、でありました。今さら過ぎて、すみません、、、ちなみに、数多あるであろう、スティーブン・ダルトリー監督の作品自体も、この作品がまさに初観、なのでした。

    いやもう、シンプルに単純に、コレはエエ映画です!と言えます。好きです。ええ。すっごく簡潔に言いまして、すっごく単純に言いまして「えーっと、完成度、バリ高いっすね」と。生意気な言い方で、すみません。でもまあ、何と言いますか。

    ホンマに単純に「極めて真っ当に、映画としてちゃんとしている作品」だなあ、というね。ま、シンプルに、そう思いました。内容の好き嫌いとかは、一旦人それぞれの好みの違いとしておいといたとしても、単純に、ホンマに単純に、単に映画として完成度が高い。うーむ。お見事です!生意気な言い方で、すみません。

    イギリス映画って、何と言いますか。すっごい独特の雰囲気、ありますよねえ。自分が勝手に感じてるだけなのかもしれませんが。

    映画を観ながら、ずっと思い続けていたことは。「この映画、めっちゃくちゃ、『小さな恋のメロディ』に、何かが似ているなあ~」ってね、思いながら観てました。アラン・パーカー氏の脚本、という点が超有名だと思われるあの一作です。ワリス・フセイン監督ですね。

    何と言いますか、敢えて語弊のある表現を言わせてもらうならば。「リトル・ダンサー」にも「小さな恋のメロディ」にも、映画の映像の中に、なんらかの、なんか途轍もない、良い意味での暴力的なパワーを、感じるんですよ。何故か。良い意味での凶悪性のあるなんらかのパワーを、感じるんですよ。

    敢えて語弊のある表現を遣ってますけど、自分的には、完全に褒めてます。完全に羨ましくスゲエ!って思ってます。憧れてます。なんなんだろう、、、それこそビートルズにもオアシスにも通じる、なんらかのロックンロール的な?凶暴さ?暴力性?衝動?みたいなんを。

    そんなん感じるの、俺だけかなあ?とかとも思うんですが、ま、なにしろ。感じちゃったんだから、ゴメン。としか、、、まあ、言いようがない。スマン。

    ま、とにかく、この作品に関しましては。内容にはあまり言及はしません。単純に、本当に単純に「めっちゃシンプルに完成度高い映画やんか!」という賛辞と、その映像から感じられた何らかの、素敵すぎる凶悪さ、凶暴さ、衝動みたいなんが好きすぎた。という。その点に心から感謝します。

    スティーブン・ダルトリー監督の他の作品でも、そういうものが感じられたら、猶の事嬉しいですね。ですので、他の作品を観ていくのが楽しみなのですよね。

    あ、そうそう。あと、興味深かったんは、やっぱ社会的時代的背景ですよね。この映画の舞台は、1984年のイギリスなのですが、当時のイギリスまじでそうだったんだねえ、という点は。主人公の父親や、バレエの先生なんかが、それこそありとあらゆる場所で、スッパスパとタバコを喫ってるんですよ。家でもバレエの稽古場でも、とりあえずありとあらゆる場所で。

    子供の前でタバコ喫っちゃダメ、とか、世の中とりあえず分煙で、とか、そんな価値観が微塵もない時代だったんですよね、ということがシミジミと分かって、面白いです。2023年の今の時代では、絶対に許されない描写ですもんねえ、、、いやはや、それぞれの時代のそれぞれの価値観、って、面白いですよね、やっぱ。

  • TVにて

  • 2008年1月鑑賞。

    主人公の少年役、ビリーの夢へのひたむきさ胸を打たれました。
    夢に反対していた堅物な父親が、心を開く場面に感動。
    今まで自分が持ってきたこだわりを覆してまで、息子の夢をかなえようとする姿。

    トップダンサーに成長したビリーの舞台を見ている彼の姿は感慨深く、鳥肌立ちました。

    バレーもしばらく見ていないし。
    今年は観にいこう!と強く思った作品。

  • サッチャー政権時代の炭鉱にはドラマあり

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