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感想・レビュー・書評
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1991年4月。
一人の青年が大学入学のため上京する。
彼の名は鬼藪宙道(きやぶちゅうどう)。
東京近郊のプロレスを生観戦するためだけに、佐賀県からやってきた。
入学した大学で早速プロレス研究会に入る鬼藪。
そこには、ただひたすらにプロレスを愛する熱き猛者たちが揃っていた。
ジャイアント馬場、アントニオ猪木、天龍源一郎、前田日明、スタン・ハンセン、藤原喜明、高田延彦、大仁田厚、そしてなぜか剛竜馬。
普段はごひいきのレスラーが一番といがみ合っているのだが、プロレスを馬鹿にすることだけは許せない。
ありえないほどの情熱で、一致団結してしまうのだ。
プロレスは現在・過去・未来にわたる大河ドラマであり、ゴールのないマラソン。
力道山をルーツとする日本のプロレスは、栄枯盛衰を繰り返し、多くの人たちの人生とともにあった。
熱きファンの姿を描いたこの漫画も、何度も開始と休止を繰り返し、令和の現代に蘇った。
今読み返しても馬鹿馬鹿しいほどの熱狂。
熱く語り酒を酌み交わした日々。
プロレスがあれば、語りは尽きることはない。
ファンが盃を交わせば、思いはとどまることを知らない。
鬼藪と「闘狂大学プロレス研究会」の黄金の日々は永遠に続いていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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