Redemption (Memory Man Series Book 5) (English Edition) [Kindle]
- Grand Central Publishing (2019年4月16日発売)
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感想・レビュー・書評
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Amos
Amos Decker - Perfect Memory Man シリーズの5作目
前回は相棒のAlex Jamisonと彼女の姉の家に休暇で遊びに行くところから始まったが、今回はAmos Deckerが自分のhometown に1作目の冒頭で惨殺された妻と娘の墓参りで訪ねるところから始まる。
Amosが刑事に成り立ての初めて担当した殺人事件で捕えて終身刑で刑務所にいるはずの男が訪ねてきて自分は無実だったと冤罪を訴える。
彼は末期癌で余命幾ばくもなく刑務所の経費節減の視点から外にだされたのであった。そんな放って置いても死を待つばかりの男が何者かに殺害される。
自身の捜査に自信を持っていたAmosだったが余命の限られた男がなぜか殺害されたことで疑惑を捨てきれず再捜査を開始する。その結果単純な殺人事件と思えた背景には想像を絶する暗黒の犯罪が浮かび上がってくる。
Amosは過去の自らの誤ちをあっさりと認めそのせめてもの償い(redemption)を個人の責任で取り組んでいく。
過去のプロアメフト選手時代の事故によって完全記憶を手に入れた一方で人間らしさに欠けたロボットのようだった彼が、前作辺りから記憶の完全性に欠落が出現するがその代わりに人間的な温かみのある感情表現や態度がうっすらと戻って来る。
まあ、完全記憶がウリなのでそこが崩れると面白さがなくなっちやうんだけど物語に影響がない程度の完全性のちょっとした欠落なので問題はありません。
Perfect Memory Man シリーズはあと2作ぐらい続いているので読み切りたいと思います(^-^)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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