- Amazon.co.jp ・電子書籍 (210ページ)
感想・レビュー・書評
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「中途半端に頭がいいあなたに期待しています」
の最後の一文に笑ってしまった。
著者は、“普通の知能を持つ我々”としているが、
おそらく高知能者なのだろう。
著者が高知能者であるという前提は、
本書ではいくら「優劣を表す呼び名ではない」
と前置きしたのだとしても
読者が内容を受け取る際の精神的障壁になるだろうから
一般的知能者に扮する必要がある。
まるで、地球上で人間に紛れながら仲間を探す
宇宙人の物語だな、なんて思った。
今までとても丁寧に生きてこられたのだと思う。
そして、なにより著者の勇気はすごい。
声をあげないことには仲間を募る事はできないので、
とても意味のあることだと思う。
まさに日常で「魔女狩り」を感じることが多く、
暴力的な力に対して、どうやって戦えばいいのか?
と負けそうになっていたところなので、
大変勇気をもらった。
日頃のモヤモヤがあっけらかんとシステマチックに
解説されてしまったことに驚き、
やっぱりそうだったのかと胸がスッとした。
まるで分かっていたかのように書いたが、
本書を読むまで35年間もうまく言語化出来なかった
自分の頭の良さは、
やはり中途半端なのだということも痛感できた。
論拠不足で不快と感じる方がいるだろうが、
当事者研究のような側面もあると捉えると、
やはり意義のあるものだと思う。
マイノリティが理不尽に傷つけられ、貶められることを避けるために
人類が自滅への道を突き進むことを避けるために
与えられた自分のささやかな知能を役立てていかなくては、
と前向きな気持ちになれた。
同じ悩みを持つ人にたちに、是非おすすめしたい本です。
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当然のことを言っているだけと感じた。全体的に見て賛同できるが、もう少し深みが欲しいと思う。
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自分の会社にも当てはまることが多く、絶望してしまいそうになる。会社を出るしかないのか?なにかできることは無いのか?今のところ答えがない。
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「よく漫画やアニメなんかでIQ200越えのキャラクターがいるが、IQは20違うと話が通じなくなるらしいから、彼らは周りと会話が成立していないことになる」という話を聞いて、本書に興味を持った。
痛烈というか辛辣というか、強い言葉で煽るように書かれていたので、好みが分かれると思う。個人的には、急な煽り文句が突如大きなフォントで出てくるあたり、自己啓発ブログっぽい感じがして、面白半分で読んだ。
さて、本書は「IQが20違うと話が通じないことに気づくことで、高知能者のストレスを減らして世界の発展に役立てる」が主旨である。
よって、IQが20違うと会話が成り立たないは本当である、という前提で話が進むので、「何故」会話が成り立たないのか?を知りたい人は別の本をオススメする。
高知能者にとって社会がどのように感じられるかが、凡人をチンパンジー、高知能者を人間として喩えられている場面が多い。わかりやすい反面、どうしてそうなるのか?の裏付けや参考文献がほぼ無く、あってもWikipediaだったりと残念だった。
それにしても、この話を読むとIQが高いまめっちを仲間はずれにせず、受け入れているたまごっちタウンは高知能者とのコミュニケーションに成功しているんだなと感慨深くなった(まめっちのIQは250) -
なかなか痛快だった。
和して同ぜず
いい言葉なので覚えておこう。
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めっちゃ笑った。娯楽として良き。
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難しい言い回しが全くなくとっつきやすいもの大分砕けた文章で品がないと思った。
情報量のなさも気になる。同じ内容の繰り返しも多く特に前半部分はひどいので読むのがだるくなった。
あまりまとまりがない上に高知能で生きにくさを感じている人の解決策が同じような人が集まってるところに属すると良い。という当たり前のことを書いてるのでゲンナリしてしまった。
「高知能であるため周囲との摩擦が絶えず、自閉症になることで自分を守ろうとしている」という考えはとても腑に落ちたし新たな発見だった。 -
高知能者が社会の富の大部分を生み出しているというのは分かる。でも高知能者の中には情報商材売りつける詐欺師もいるので、無条件で優遇するのは危険だと思う。チンパンジーには高知能者が善悪のどちらかなんて区別付かない。
出典付きのデータがほとんど無いけど、それは続巻を見ろと言うことらしい。 -
知能は高すぎると逆に不幸というのが面白い。
そういった人達を虐められないように最適な場所に配置するのが社会にとって良いと。