本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員V」 (TOブックスラノベ) [Kindle]
- TOブックス (2018年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (399ページ)
感想・レビュー・書評
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4.5
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第4部も5巻目となり、登場人物が増えすぎて頭の中を整理するのが大変だけど、その苦労が報われるストーリー展開だから嬉しい。今回は大きなストーリーの転機はないものの、各種イベントは盛りだくさんで、登場人物たちのやりとりを読むだけで楽しい。主人公の暴走っぷりも相変わらずなのも良し。
書き下ろしの短編も非常に切れ味が良く、かつ本編を補完する内容となっており、作者の確かな筆力を感じる。
あと、物語自体はWeb版で完結しているとは言え、3ヶ月毎にきちんと出版されるのも非常に好感が持てる。続きが出るのが本当に楽しみです。 -
ローゼマインの兄ランプレヒトにアーレンスバッハから嫁いできたアウレリア。いい人そうで良かった。あまり存在感の無いランプレヒトだけど人を見る目はあるのかも。
マインの母エーファも専属の称号を得るため頑張りました。それを応援するギュンターはカッコイイと思いました。
貴族の常識になかなか馴染めないローゼマイン。あからさまに平民に味方するといろいろと勘繰られて困るのではないかなと心配になります。貴族にももう少し優しくしてあげてくださいな。 -
久しぶりのファミリーが…!!ローゼマインも嬉しそうで、次の帰郷が楽しみ。
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表紙のマインのお洋服かわいいなーと思ったら、染め物コンペでエーファが作った生地だったんだね。お母さんの短編もweb本編では読めない所だったので良かった。
あと、アウレーリアのヴェールについて、web本編では明かされなかった気がしてたので、本買って良かったと思いました。ランプレヒト兄様はコウネリウスやエックハルトより出番がないと言うかマイン視点だとなかなか相容れないので、短編で奥さん想いなのがわかって好感度爆上がりしました。
貴族院というより、城と神殿を行ったり来たりしている巻でしたがフェルさまが沢山出たので嬉しいです。シュバルツ達を「図書館の魔導具」呼び固定してるのフェルらしい。が、いつか「シュバルツとヴァイス」と読んで欲しいです。笑
エーレンフェストはまだまだマインに引っ掻き回される感じがたまらないですね。 -
貴族院2年生になる前の神事やら印刷業やら。側近の地元領地だろうと、駄目なものにはきちんと駄目だしをするローゼマインは、自分の事業(欲望)に責任感と公平さを持つ良い姿勢だろう。染物の品評会は、何やら大ごとになるも、エーファの実力の確からしさが垣間見える。いつか専属になれるとイイよね。エーファだけ会える機会がなくて不憫。義姉がアーレンスバッハから離れて生きる決意を固められたのも良かった。次はいよいよ、どうせ騒動を起こす貴族院2年生だ!
(2022/150)アーレンスバッハからの輿入れと、その裏で諮られた襲撃計画。未遂に終わらせられた陰には旧ヴェローニカ派の子供達の決意と努力。これに何とか報いてあげたいローゼマインだけど。側近ブリュンヒルデの地元グレッツェルでの印刷業・製紙業には暗雲。お貴族様意識の改革ができるか?染色コンペではエーファが巡ってきたローゼマインに会えるかもしれない糸口を掴むべく奮闘。ローゼマイン、ちゃんと糸口の片葉を手繰り寄せて!さあ、貴族院も2年目に突入だ。 -
前巻に続き、特に大きな出来事はなし。いろいろと不穏な動きはあるのだが未然に食い止められたり、動きだけで終わっていたり……。まあ、平和が一番なんだけどね。今回は新たに始めた染色をめぐってのコンペがよかった。表紙を飾る赤いドレス姿のローゼマイン、後ろにはトゥーリとエーファの姿が! 母の、娘を思う気持ちに泣けた。
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第四部になっても相変わらずの本狂いヒロイン、ローゼマイン。
正直、登場人物がよくわからなくなっている部分もなきにしもあらず。
相変わらず貴族社会の面倒な人間関係とその中で本を作るために生きていく転生者の描写が細かい。
内容はお色気もなく、キャッキャウフフするでもなく、本当に本を作るためだけに頑張っています。
かなり退屈であーやっぱりしんどいなぁと思いながらも、ふと盛り込まれるエピソードが面白くて読み進めてしまいます。
今回の珠玉はフィリーネの読み切りでしょう。
そうかぁ、本編でしつこいぐらいイジられていたダームエルの結婚話ってこういう所で花開くんだと感動しました。
あとは名前を覚えてませんがベールで顔を隠すというここにきての強キャラの新花嫁の視点から見た読み切りも良かった。
こういうのがあるから読み続けてしまうんですよね。
爽快感はないですけど、しっかりとした物語だと思います。
早くも続きが気になります。