決断=実行 [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (193ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 監督としてというのは当たり前だが、経営者として立派な人だと思う。下に居たらのびのびと仕事ができるのではないだろうか?
    それは落合監督が何を目指しているのかをチーム全員が知り、各自がそれぞれの持ち場でそのゴールに向かって自分なりの貢献をしたいと思っている、そういう組織を作ったからだと思う。その覚悟が素晴らしい。
    「責任転嫁してしまう人には組織のトップは務まらない」 
    この言葉は重い。ここを読ませたい人が僕の周りには何人もいる(寂)。
    オレ流とか色々言われることが多い人だが、この人が言ってるコトはいたって普通で、突飛なところはひとつもない。回りが色メガネで見ているというか、変な見方で見ているだけなのだろう。こういう手法できちんと結果を出してくれて本当に良かった。さもないと正しいやり方が正しく評価されなくなる恐れがある。

  • 『#決断=実行』

    ほぼ日書評 Day555

    三冠王3度の落合博満著。最新刊ではないが、図書館で見かけて手に取った。もう少し軽く読めるかと思ったら、なかなかに身につまされる例示が多数あり、丹念に読ませていただいた。

    1点リードで迎えた9回裏の守りで、途中出場の若手選手が外野守備についた。本来なら長打警戒で深めに守備位置を取るべきが、定位置付近に守っていたために、大きな当たりで3塁を奪われた。この責任は若手選手に負わせるべきか。それとも守備位置の指示をしなかったコーチか。

    (アマチュアで導入されたタイブレーク時にも対応できる)無死1,2塁のバント処理では、何を正解とすべきか。100点満点は、3塁封殺。だが、もう少し俯瞰的に(その後の投手心理も慮ったうえで)70点なり80点の合格点を目指すなら、どういった守備をし、それを確実にするための練習はいかにすべきか。

    全部書くとネタバレになるので、問いを立てるにとどめるが、冒頭にも記した通り、深い思慮がなされている。

    https://amzn.to/3vRal8f

  • 読もうと思った理由
    強い組織にするための決断・実行について知りたいと思ったから

    気づき
    ・どんな仕事でも勉学でも失敗したって命まで取られる
     わけではない。くよくよ悩むのも決して恥ずかしいこ
     とではない。「今日はなにもできなかった」と失望す
     る日もあるだろうが、そんな日でも「一日を生きた」
     という経験だけは積んでいる。どんな仕事でもそのう
     ちに経験がいきることはある。そのためにもただひた
     すら仕事に取り衝かれろ
    ・プロ野球では「5年やって一人前」と昔から言われて
     いるが、同感である
    ・成功する人間とは素質に恵まれていたり、センスに溢
     れたりしているわけではない。何度失敗しても「俺に
     は野球しかないんだ」とあれこれ考え続け、時間をか
     けて成長してきた執念深い人間だ
    ・チームが最下位になるのは何かひとつのことが原因で
     はない。監督の采配、コーチの指導、選手のプレーの
     質、すべてに責任がある。もっと言えば球団フロント
     の姿勢や編成部門の補強策にも問題があったのかもし
     れない
    ・言葉とは受け取る側が内容を理解し、納得し、実行
     し、さらに結果を残してはじめて「伝わった」といえ
     る。技術指導する際には、選手の理解度が浅いと感じ
     れば同じ内容を繰り返し伝えたり、異なる表現で伝わ
     るように工夫したりすることが不可欠である
    ・自分が生きていく道で少し先を歩いてきた人たちの経
     験談やアドバイスはそんなに捨てたものではない
    ・一番大切にしていることは自分の人生をいかに自分の
     思うがままに生きていくかということだ。そのために
     不可欠なのが決断、実行である

    強い組織とはどういうものか、弱い組織にはどうすれば
    そうなるのか、またそれはふとしたことからすぐにでも
    ときには一瞬になるとも思いました。経験、実績からの言葉は大変重いです。

  • どうすればチームを勝利に導けるかと考える。

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