日本国朝廷により封印された卑弥呼の謎と正体: 親魏倭王・卑弥呼は三国志の魏と同盟し、弥生時代1000年に幕を引き、古墳時代400年を招来した一大革命家であった。あろうことか、同盟を反故にした魏朝に意趣返しまでした!? その謎に迫る。 [Kindle]

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  • 中国の三国志書や晋書、日本における考古学的発見から卑弥呼の謎に迫る。まとめると、漢王朝と関係が深かった弥生倭国王朝→魏晋と関係の深い卑弥呼新王朝(その頃から弥生期の銅鐸文化が一気に消え去る)→その後の倭の五王と天皇の系譜の不一致、旧唐書にある倭国の名前を日本が変えただけという日本の説明に対する中国側の不信感→倭の一部であった大和による王朝交代と、史書(日本書紀)の書き換えと以前の史書の破壊、というストーリー。史書や考古学で説明できないところを論理的推察によっている。論理の飛躍に過ぎると思う箇所もあるけど、古墳時代以前と日本書紀がイマイチ噛み合わない中で、一つの仮説・ストーリーを提示しているという点で非常に面白い。

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