濱崎流 TOEIC(R) L&Rテストの鍛え方~英語は格闘技 GOTCHA!新書 (アルク ソクデジBOOKS) [Kindle]
- アルク (2018年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (112ページ)
感想・レビュー・書評
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☆3.5
TOEICに関する軽い読みものです。
寝る前の読書に良いです。TOEICの書籍は「競争に打ち勝ちかとう!!」「他者と圧倒的な差をつけよう!!」など、勢いに疲れてしまうことがあるのですがこの本はよかったです。穏やかだけど甘やかさない、バランスのとれた作者さんでした。
⚠️テクニック本じゃないので、新しい知識や技能を得るには不向きです。参考資料「TOEICのトレーニングプログラム」「パート別対策」は役立ちました -
P.2019/12/30
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最近、よく外国語を学ぶ意味なんてありますか?
だって、もう自動翻訳始まっているんじゃないですか?と聞かれる。
私の回答は、語学だけじゃなく、ほぼ全ての学びが、
自己満足のために、学習するようになると答えている。
この著者も、仕事として、英語を教えているが、
ほんとの所は、自己満足なんじゃないかと思う。
多くの人は、英語ができればいいなぁーと思うが、
できている人は、自分の語学力に、
満足することは、決してしていないと思う。
語学学習には、筋トレと近い所がある。
決して、満足しないけど、やり続ける、高め続ける、それ自体が、目的化する。
これは、もはや、資格獲得をモチベーションとして、
頑張るなんて、これからは、あまり意味がないとわかる
(長期学習者ならわかりますが、
資格目的でモチベーションを維持するのは、
至難の技です。それをモチベーションしない方がいい。
少なくとも、ずっと学びたいのなら)。
何かの技術や資格を得るために、以前は多大なる時間を使って学習した。
よりより、経済的な外的条件(学歴や仕事)を獲得するために勉強した。
しかし、今は人口知能によって、その前提が、崩れている。
人間の知識、技術レベルより遥かにすぐれたことができるようになってきている。
本格的な人口知能による、自動翻訳が一般化すれば、
英語しゃべれるとか、どうとかの優位性は、なくなる。
これは、英語だけじゃなく、多くの分野に及ぶ。
もう人間が、知識や技術を一から学んで仕事に活かそうという発想自体が古くなってきている。
英語ができるようになって、キャリアアップは、20年前の発想だ。
人口知能の知識や技術を使って、よりよい仕事を実現しようとなるだろし、
仕事だけじゃなく、生活の多くがそうなるだろう。
えっ、じゃあ、なんで学ぶの?
全部、人口知能に任せればいいじゃんという質問がでてくる。
自分必要ないじゃんという発想である。
多くの就業人が、不安に思っているのは、
たぶん、少しの未来に、自分の職業や組織がなくなると、
、、予想しているというか、ほぼ確実になるからだろうと思う。
では、どうすればいいか?
その回答としては、この著書のように、
自分が、成長したいためであったり、よりより人生を築きたいためという、
自己満足を参考にすればいい。
つまり、これからの、語学も、なにかも、自己満足でやればいい。
もし、そういう欲求がなければ、社会における役割と、
社会的価値までもが失うだろう。
おそらく、そういう人が大量に出現するはずである。
より、自分を深く知るために、何ができるのか、何をしたいのか知るために、
また、誰と一緒にいたいか、何かをしたいかを、人口知能と共に学習していくことになる。
その意味で、今の人口知能の発展は、わりかし、
私たちに、よりより学習機会を与えてくれるものだろうと思う。