マガイの子 (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 : 名梁和泉

• KADOKAWA (2018年11月22日発売)

感想・レビュー・書評

[ウサメアさんの感想 · 2022年1月21日]

民俗学的ホラーを期待して読み始めたのだが、異能バトル漫画のようだった。
とはいえ、文章も個性的だし、構成もよくできていて謎解きもあるしで、面白かった。
エンターテインメントとして秀逸だ。
姉のキャラクターがなかなか良かった。
この手の主人公は、途中で鬱陶しくなることが多いが、最後までキャラ貫いてるとこが良かった。

著者プロフィール

（なばり・いずみ）　1970年、東京都生まれ。明治大学卒業。現在、会社員。本作『二階の王』で第22回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉を受賞し、デビュー。ほかの著書に『マガイの子』『噴煙姉妹』がある。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」