伸びてる会社がやっている「新卒」を「即戦力化」する方法 [Kindle]

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  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • 少子化などで優秀な人材採用が難しくなっている状況の中で、情報発信力で大企業にやむを得ず劣る中小企業がどう差別化して生き残るかの事例、考え方を示した1冊でした。

    【気づき】
    ・「会社に必要な人材」=欠けている場所を埋める存在という考え方は大事だがなかなか実際にできることではないかも、経営者や社員の中で、組織にどういった人材が必要で、今足りない人材はどういった人かの認識を共有しておく必要を感じる
    ・大学は本来の学業で手一杯の感も、卒業後必要な考え方、スキルの向上は企業の側で考えて関与していくことは確かに有効な手段のように思われる
    ・人材の流動化は今後も進むと思われる中で、足りなくなる人材をどう計画的に補充していくかというリスクマネジメントの視点も今後は持つ必要あるのでは

    【本のハイライト】
    これからの時代に求められるのはクリエイティビティもった人材、創造性や革新性もった人ならオペレーションが自動化された社会でも新たな付加価値生み出せる、

    〇求める人材
    ・採用すべき人材像は「方程式を自らつくることができる人材」、価値=商品・製品×人が届けるサービス、要素変えざるを得ない時に自分で考え課題解決できる人を
    ・「会社に必要な人材」=欠けている場所を埋める存在、「採るべくして採る」、組織強化のための補強、「人間性」「能力」「共感性」の3つのレベルに注目
    ・即戦力の新卒社員のポイント、流されず動機持って生きている、苦労や逆境を乗り越えた経験、自己肯定感の高さ、親を尊敬、素直さと感謝の心持つ

    〇採用時
    ・企業が大学や学生に自らアプローチ、社会に出て活躍できる人材の育成に貢献すべき、大学の負担が近年重くなっている
    ・採用チームにはプロ野球のスカウトのような考え方必要、長期的な視点で組織の形考え、数年先の補強ポイントあらかじめ考えておく、気になる人材いたら直接会いに行く攻めの姿勢持つ、優秀な人材は超青田買い発想で採用プロセス形成、ライバル企業に先んじインターンシップ早くから行う、優秀な学生は挑戦や成長の場求める、その場を提供できるか、競争激化を視野に入れ今から準備
    ・中小企業が大企業と採用競うには体験の重みが必要不可欠、違い生み出せなければ勝ち目ない、ハードな課題実施、簡単な選考で得た内定ほど簡単に辞退、選考段階から即戦力人材育成、選考そのものが適切に、離職防止にも繋がる、内定期間もお客様扱いはNG、負荷の高い仕事を内定期間に与えると自分が成長できるとやりがい感じワクワクするはず、そうしないと辞退にも、明確な育成プラン必要不可欠、一つひとつの要素明確に、会社が期待する役割、必要な能力、必要な経験考え明確に、PDCAサイクルどんどん回し内定者の経験値積み上げ、リアルな実地体験できるだけ増やす、学業はおろそかにさせないよう注意

    〇育成
    ・マンパワーをクリエイティブに集中させられると考え実行できる体制整えればピンチもチャンスに、優秀な人材採用していれば大いに力発揮、働く時間は自分の意思だけでは改善できない部分多い、残りの時間を幸せに過ごす人増えれば企業も社会も元気に、新卒採用を社会、世界を変えるための活動と認識できれば、自社の問題も見えてくる、子育てのように企業の大切な価値観確立し、それに従い「これはやってはいけない」といったルール定め、価値観浸透させていく、成長のためには能動的であることが大事、若い社員がやりたいこと素直に「やりたい」と発言できる企業風土醸成、成長しやりたいと思ったことにふさわしい仕事用意できる組織に、経営者や上司が環境整え、希望に叶う仕事用意、即戦力人材の採用は始まり、経営者がどう伸ばせるか、幸せにできるか考え抜き行動し続ける責任ある
    ・若者に即戦力の活躍求めるなら、経営者や役員が率先して学びによって問題解決し成長する姿見せる必要ある、「新卒社員を即戦力化する」ことを当たり前に、まずチャレンジし成功すること必要、文化醸成までは経営者が先頭に立ち「必ず実行できる」と社員にメッセージ発する、制度化から入ると伝わりやすい、加えて即戦力人材採用を既存社員が本気で変わりたい理由にする、教育の機会得られることで本人にも学び、抜かれないように努力する必要性認識、基準高くなる、現場の既存社員も採用プロセスに深く関与させるとやる気出る
    ・防げる離職はできるだけ防ぐが、真に気にすべきは離職の内訳、退職者が不幸になる離職を限界までなくせれば十分、ポジティブな理由なら気にしないでよいが、会社成長のために必要ならネガティブな退職覚悟すべき場面も、流動化前提に、毎年いい人材確保できる仕組み必要

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著者プロフィール

株式会社 Legaseed 代表取締役 CEO
1979年、岡山県生まれ。アチーブメント株式会社に新卒第1号で入社し、数々の新規事業を立ち上げながら、口コミで集まる人材採用の仕組みを構築し、年間2万人以上が応募する人気企業へと飛躍させる。
2013年、株式会社 Legaseedを設立。
「はたらくを、しあわせに。」を経営理念に、600社以上の企業に新卒採用、人材育成、人事制度設計などの組織変革のコンサルティングを実施。
同社は、年間1万7000人を超える学生が応募する人気企業となり、「Rakutenみん就」で学生が選ぶ「インターン人気企業ランキング」で10位(2021年調べ)を獲得。
これまでに、会社経営者、ビジネスパーソン、新卒学生など、延べ10万人を超える人たちにセミナーやワークショップを行う。
また最近は、中小・ベンチャー企業の経営者に対し、理想の会社・組織をつくるためのアイディアやノウハウをYouTubeで定期配信している。
主な著書に『進撃の思考』(幻冬舎)『日本一学生が集まる中小企業の秘密』(徳間書店)、『内定辞退ゼロ』(実業之日本社)、『伸びてる会社がやっている「新卒」を「即戦力化」する方法』(クロスメディア・パブリッシング)、『はたらくを、しあわせに。』(クロスメディア・パブリッシング)、『一瞬で社員の心に火をつけるシンプルな手帳』(日経BP日本経済新聞出版本部)、『できる人がやっている上司を操る仕事術』(PHPエディターズ・グループ)、『99%の会社が知らない「超・デジタル採用術」』(徳間書店)がある。

「2023年 『超超越主義。世界にたった一つの最強組織のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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