殺しのアート(1) マーメイド・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ケネディ(行動分析課) × ジェイソン(美術犯罪班)

    FBI刑事視点から描かれるM/M作品。
    "クリミナルマインド"などの海外ドラマを長らく追ってきた読者として、有能なプロファイラーが登場する本作には期待が高まりました。

    複雑になっていく事件の裏で少しずつ進展していく2人。肉体関係はあれど、表面的には甘くない大人な関係は魅力的。ただ読み進める内に、序盤に感じた個々のイメージには変化を感じました。作中でもケネディに心理分析されていましたが、ジェイソンは年齢の割に良くも悪くも「少年っぽさ」があるのかも。

    その性格は捜査パートにも影響し、単独行動をして予想通りの展開に陥るラストには思わず苦笑いが出ましたが、そこはフィクションということで。刑事としてはアウトですが、恋愛の良いスパイスになったんじゃないでしょうか。

    ケネディの背景はほとんど描かれなかったので次作に期待。ジェイソンに惹かれた理由なども掘り下げられるのかな?楽しみです。

  • ジェイソンが無能な上、変にプライド高くて面倒くさい。
    いかにも「訳しました」という文章に醒める。

    うーん、そういう系の話でしたか。
    どうして単独で行動するんだろう?頭がいいならそれがどれだけ危険かわかるだろうに。そこを助けられてかっこいー!とはならない。
    真犯人はしょぼい。。。

  • アドリアンの時も翻訳ものの文章に馴染めず何度も行きつ戻りつしたけれど、こちらも非常に読み辛かったです!笑
    物語中盤、主人公ジェイソンとケネディの関係性が動いた瞬間から以降は面白く読み進められましたが。

    作者さんお得意の複雑なミステリー、裏側で進行してゆく恋愛?模様、甘くないふたりの関係性などなど、には萌えました。ジェイソンがオーバー40のケネディに対して老人扱い笑とか、読み始めに感じた真面目そうな印象は読んでいるうちにどんどん裏切られ、ケネディにしても寡黙な一匹狼なイメージだったのに、こんなふたりが迎えたラストが激甘で嬉しい誤算。

    ケネディの背景は1巻ではさっぱり見えては来ないので、続きが楽しみです。

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