コンビニオーナーになってはいけない　便利さの裏側に隠された不都合な真実 [Kindle]

著者 : コンビニ加盟店ユニオン 北健一

• 旬報社 (2018年9月26日発売)

感想・レビュー・書評

[もちまる。さんの感想 · 2024年4月16日]

自分もコンビニでバイトをする中で、大量の廃棄が出ていたりお客さんが少なかったりして、オーナーはどのくらいちゃんと稼げているんだろうとふと疑問に思うことが多々あった。そのためこの本を読んで、裏側はこんな風になっていたんだなととても勉強になり興味深かった。
実際バイトとしての立場からは忙しいのにワンオペは大変だよ！とか給料もっとあげて欲しい！とか不満を持っていたけど、実状を知って、オーナーもオーナーで大変なんだな〜とちょっと見る目が変わった。
この本はフランチャイズのオーナー目線から書かれたものだけど、コンビニを運営している会社側からの視点の本も読んでみたいと思った。

[aruuさんの感想 · 2021年1月26日]

フランチャイズの店長から見たコンビニ経営の闇が描かれている作品。大手コンビニ企業の利益の出し方、その影で理不尽な指示や経営を迫られている経営者の苦労が詰まっていた。これを読んでいると大手企業は悪者的な立場になっている。もちろんこのような本が出版されるということは、これらの事実が全くないわけではないと思うが、コンビニ側からみたフランチャイズの人という視点も自分の中に取り入れなくては公平な立場でどちらか良い悪いのか判断できないと感じた。しかし法外的な重労働は、働き方改革が進む中見直されるべきことだと思うので、そこで自分ができることは何か考えて行きたい。