Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王 (電撃の新文芸) [Kindle]
- KADOKAWA (2019年2月16日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (401ページ)
感想・レビュー・書評
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世界観は近年の剣と魔法のファンタジー的な馴染みのある感じ。
力のある大国の王族と魔女の不器用な恋愛譚といったところか。
人の心情や距離感の描き方が丁寧で、特徴的だなと思った。
友人、幼馴染のような親しい存在であっても、立場、信念などによる隔絶、譲れなさが描かれたりする。
1巻は特に大きく話が動くこともなく、大量の伏線や展開の種が張り巡らされた感じ。これらがどう回収されていくのか、続巻が楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
剣と魔法の世界ではあるが
男子向けと違って魔女と王太子の出会いが主題
数百年を生きた魔女がちゃんと主人公している斬新な作品
単に長生きなのでなく世間知らずでなく人当たり良く
それでいて男女関係にはすれていないという
過ぎず及ばす説得力ある位置づけが絶妙
相手役も役柄よくある人柄のようでいて
主人公を適度に引っ張り傍に合って遜色なく
強すぎず弱すぎないやはり見事な立ち位置である
現代でなくファンタジー舞台世界である意味付けを感じさせ
現代の感性から眺めて素直に物語へ入り込める出来ばえ
お話の軸が弱く主役二人を除く周囲の描写も弱いが
この二人の関係を眺めているだけで十分楽しめる良作
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