本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員VI」 (TOブックスラノベ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 本好きの下剋上、第四部(貴族院の自称図書委員)6巻。ローゼマイン、貴族院の二年生でのお話。


    web版で完結まで読了している物語だけれど、何度読み返しても面白い。書籍化にあたって加筆されている部分もあるし、追加SSもあって、新たにわかる事実もある。そして、さらに、完結まで知っているからこそ、改めて気がつく「伏線」も面白い。

    面白い物語を書く作家さんの文章力って素晴らしい。
    あとあと重要になる伏線を、重要とは思わせない流れで綴っているんですよね。異世界召喚された主人公であるのを利用して、読者に「常識が違うんだな」とだけ思わせておきながらの、重要な設定や伏線を忍ばせる。ほんとさすがです。何度読んでも飽きません。


    アニメ化も決まったようですね。
    そして、アニメでは、今までのドラマCDと声優さんがかなり異なっているようですね。フェルディナンドが櫻井さんから速水さんへ。

    最初からフェルディナンドの声を脳内で櫻井さんに当てていたワタクシ的には、残念!…という思いもあるけれど、作者さんによるアフレコレポートを読んだら、新キャストにも俄然興味が湧いてきました。保護者3人が豪華すぎでしょ!(笑)
    ドラマCD第3弾とアニメ、楽しみです。

  • ヴィルフリートがジルヴェスター似で天真爛漫なら、シャルロッテはフロレンツィア似でしっかりしすぎていると思います。我慢していることも多くありそうだけど周囲をみて吞み込んでいそう。

    実技の試験では求婚の魔石を作ること。そこに刻む言葉を期待されたローゼマイン。恋愛ごとに疎い上にこの世界の常識も知らず「貴方の色に染めてください、では?」とヒルシュールに訊いてみたらニンマリとされました。後でフェルディナンドに質問したら三枚分の返事が『親展』と書かれ厳重に封をされて届いたとのこと。爆笑です。

    そして貴族院二年目もローゼマインが意図せず巻き起こす騒動に頭を抱える保護者三人(笑)

  • 可愛い&可愛い!!なんだか癒されました。2年生も、貴族院は新鮮で楽しいですね。

  • 2022.12.19 audible

  • 今回も問題児ローゼマイン稼働中。図書委員会本格始動前のお茶会の惨劇。「ローゼマイン様の弱点を的確についてくる手腕はすごい」というレオノーレの発言に同意。婚約の石への文字については何も言えない。さぁ!さぁさぁ!みんな続編をよむのですよ!web版を!!
    短編の保護者3人の「ため息しか出ない報告書」は何度読んでも面白いです。フェル様の諦めたような手のパタパタを想像するだけでたまらない。書き下ろしもマイン視点ではないのが読み返しなのに新鮮でいい。書籍の楽しみです。

  • 貴族院の2年目が始まる18巻。1年目と同様、1日も早く図書館通いが出来るようローゼマインは全力を尽くし、問題を引き起こす。フェルディナンドが下地を作ってるんじゃ、、と思わないでもない問題もあれど、大体において本のことしか考えられず、本のこととなると簡単に理性など吹っ飛ぶ、懲りないローゼマインは健在。ちとローゼマインにも恋愛フラグか?と思わせる王子様登場。さて、19巻に手を伸ばすか。中毒のように手が止まらない。
    (2022/151)貴族院2年生。最速で講義を終えて平穏な図書館ライフ満喫を目指すローゼマイン。新たな王族との接触、王族を招いたお茶会での失神など、予想通りに平穏とは程遠い事件を巻き起こして早々の帰還命令。本来貴族院にはいないはずの、黒の武器でしか倒せない魔獣が出現したりして、エーレンフェストを狙う他国の陰謀っぽい事件も発生する。今年の貴族院も大変そうだ。

  • 貴族院2年目。基本的には1年のときと大差ない。相変わらず図書館と本がすべての行動原理だし、貴族やら国やらのめんどくさいことはあまり考えていない。ローデリヒとヒルデブラントが気になるが、どちらも本書においてローゼマインが失神する原因となる。未解決の謎を抱えながらⅦへ。

  • 貴族院での2年目が始まる。ハンネローレやヒルデブラント王子と共に図書委員をすると張り切るローゼマイン。魔石の作り方の実習や,名を捧げたいと悩むローデリヒ,エーレンフェストの森へ現れた質の悪い魔物ターニスベファレンとの戦いなどなど。またしても王族と関係を深めてしまい,保護者達に叱られるために帰還する。
    求婚用の魔石で女の子達が目を輝かせるシーンがあったしローゼマインもそういう話が大好きらしいが,本当に世の女の子って恋バナってやつがそんなに好きなのだろうか。あまり興味ない私は不思議。

  • 書き下ろしは名捧げ前のローデリヒ視点と、ターニスベファレンの調査に赴くヒルシュールとルーフェン。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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