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感想・レビュー・書評
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特に中国共産党の恐ろしさ、そして毛沢東の一生について詳しく知ることが出来た。
現在の中国の有名な問題として都市戸籍、農村戸籍という中国共産党が制度化した極端な格差制度だけでなく、档案(とうあん)という、出身地や本籍地、党員か否か、人間関係の他、反体制的かどうかなど政治的な思想や信条を記されている、政治的内申書のようなものを用いて個人情報を管理していることを知り、驚愕した。
それに加え、延安で行われた整風運動などにみられる密告文化が現在でも続いていて、親族よりも党を優先的に考えてしまうという点に宗教的なものを感じた。
毛沢東については、国共合作の中で労働組合を組織したり、農民運動に関与して頭角を現してから文化大革命という悪夢を起こし死去するまでの、様々な彼の成り上がりの術や思想などが書かれており、読んでいて新しい発見ばかりで面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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