地政学入門 改版 外交戦略の政治学 (中公新書) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 地政学というものに対するふわっとしたイメージが、だいぶ明確になった感じがする。その歴史とか学問としての立ち位置とか。もう何十年も前の世界情勢を背景にした本だから、近代史を勉強してる気分だった。

  • 地政学に関心のある方は、入門書として読むことをお勧めします

  • イギリスのマッキンダー、ドイツのハウスホーファー、アメリカ、といったそれぞれの地政学の発展と需要を紹介している。
    ユーラシア内陸部のハートランドを抑えユーラシア島を制する勢力が全世界を支配するため、その勢力が出現しないように抑え込むイギリス地政学、単一で閉じた経済自給圏である生存圏を求めたドイツ地政学、南北アメリカを他勢力から独立させその中で影響力を講師するモンロー主義のアメリカといった紹介。
    書中ではWWII期のアメリカのスパイクマンの分析が記憶に残る。太平洋戦略としては、ニチベイの航空生産力が隔絶してることから制空権の心配はなく、また日本海軍の艦船は速度のために航続力が乏しく、太平洋の広大な面積を作戦行動するには不十分であり、西海岸の各基地を哨戒すればほぼアメリカ大陸全体を防衛できると分析している。ただし大西洋側は海域が狭く、アメリカ合衆国から南アメリカへの距離とヨーロッパやアフリカからの距離が等しい地域もあるため、大西洋では艦隊戦よりも航空戦が主軸になると読んでいる。
    全体的に読んでいてあまり面白くはなく、歴史的経緯が主で地政学とはなんぞやといった紹介や解説といった期待していた内容ではなかった。

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