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感想・レビュー・書評
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これまでのデジタル革命では、閲覧履歴や購買履歴などの「ウェブデータ」をうまく集めた企業が競争優位に立つことができた。
だが、これからは「リアルデータ」(仕事や生活の中のデジタル化されていない物的資産、アナログプロセス)がビジネスの主役になる。
デジタル変革の本質は、人の経験と勘に頼って行われてきたアナログプロセスをデジタル化し、得られたデータを活用して生産性を高め、新たな付加価値を創出すること。
今後、情報通信技術(ICT)がすべての産業に入り込む。そしてデジタル化の進展で、これまでの事業立地(「誰に何を売るか」という各企業のポジショニング)は広がり、企業は従来と異なるプレイヤーと戦わざるを得なくなる。よって、それぞれの事業領域で自らのビジネスの再定義が必要になる。
データ・ドリブン・エコノミーで価値を創出する際の留意点は、次のようなもの。
・何をデジタル化するかの視点を持つ:
インターネットにつながっていないものは何か、今行っているアナログの仕事をデジタルにできないかと考える。
・フットワークの軽い組織をつくる:
新しいことに挑戦する、失敗を恐れない、積極的にリスクを負う組織をつくる。
・オープンイノベーションに取り組む:
自社の業界だけでなく、他の業界が絡んだエコシステムを構築することで、新たな価値が生まれやすくなる。
・ストーリーを語る:
新しい技術を社会に浸透させるには、その研究開発をなぜ行うかの「ストーリー」が必要。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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