恋愛小説アンソロジー 「最低な出会い、最高の恋」 monogatary.com presents [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ブログの文学性が高いと評判の声優夏川椎菜。彼女が書いた小説『ぬけがら』が今年出版された。

    昨日思いついてAmazonに見に行き、それより前にデビュー作を、と本作を購入。通勤電車で30分ほどで読み切った。

    マジ文学。

    どうしてもなろう系投稿サイトの小説と比べてしまうが、これだけ書ければ無名の人でも数百人フォロワーがつきそう。

    声優の小説、という下駄はどうしても外せない。なぜなら、違う作者ならこういう小説を読む気にならなかったから、その時点で先入観を外せというのはムリ。

    なぜ著者を女・男・女の順にしたのかは知りようがないが、どうにも女性の感性や言語感覚の方を評価したくなる。

    言うなれば、男子の小説は自分でも手が伸ばせるような領域なのに対し、女子の小説は絶対に到達できない。

    こんな短い小説でも、電子書籍なら商売になる、というモデルに期待したい。出版のハードルが下がれば小説の世界も活気づくと思う。

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著者プロフィール

声優。ユニットTrySailとしても活動。ソロの音楽活動や作詞をはじめ、ゲーム誌でのコラム執筆など、様々な分野で活躍する。2018年、初の小説作品「たった3日で恋ですか」を発表し話題となる。趣味・特技はパンダ・小物収集・ジグソーパズル。

「2020年 『ぬけがら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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