恋愛小説アンソロジー 「最低な出会い、最高の恋」 monogatary.com presents [Kindle]
- ソニー・ミュージックエンタテインメント (2019年3月29日発売)
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (35ページ)
感想・レビュー・書評
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ブログの文学性が高いと評判の声優夏川椎菜。彼女が書いた小説『ぬけがら』が今年出版された。
昨日思いついてAmazonに見に行き、それより前にデビュー作を、と本作を購入。通勤電車で30分ほどで読み切った。
マジ文学。
どうしてもなろう系投稿サイトの小説と比べてしまうが、これだけ書ければ無名の人でも数百人フォロワーがつきそう。
声優の小説、という下駄はどうしても外せない。なぜなら、違う作者ならこういう小説を読む気にならなかったから、その時点で先入観を外せというのはムリ。
なぜ著者を女・男・女の順にしたのかは知りようがないが、どうにも女性の感性や言語感覚の方を評価したくなる。
言うなれば、男子の小説は自分でも手が伸ばせるような領域なのに対し、女子の小説は絶対に到達できない。
こんな短い小説でも、電子書籍なら商売になる、というモデルに期待したい。出版のハードルが下がれば小説の世界も活気づくと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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