時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「時間術」とあるが、ノウハウを集めたものというよりは隙間が埋め尽くされ、隙間にコンテンツが入り込んでくる現代において自らをいかにコントロールするかという主体性にフォーカスを置いた書籍だ。

    ハイライトを予め予定に組み込む、
    メールを見る時間を決める(減らす)、
    入れられた予定を能動的に変更する、
    ときどきイヤホンをはずす、
    歩く。

    個人的な話ではあるが、以前から行っていた行動がここに書かれており、方向性として間違っていないのだなと安堵した。

    そして87番目。家族など守るものがある場合、まず自身が正常な状態でなければ守ることもできないのだから自分自身もしっかり守ろう、というのはハッとさせられた。

    街を歩けば誰もがスマホに目を落としている。
    PCをひらけばメールやチャットツールの通知で溢れている。
    そんな時代には、この本に書かれているように能動的に時間をコントロールしていく態度が必要不可欠だと感じた。

  • 「大事なことのために時間を”つくる”方法」

    新たな気付き、すでに取り入れていること、これはできそうだと思ったことなどいろいろありました。

    ・ハイライトを予定に入れる
    ・「朝の巡回」をやめる
    ・時間クレーターに気をつけろ
    ・自分で「締め切り」をつくる
    ・「紙」から始める
    ・歩き回る
    ・気軽に「瞑想」する
    ・寝室を「寝る部屋」にする

    とりあえずyahooをHPに設定するのはやめましたw

  • こういった時間術系の本を読む時は、
    大抵は、仕事がうまくいっていない時、
    試験勉強が捗っていないなどの悩みを抱えている時でした。

    今回は、レビューで評価が良かったので
    たまたま手に取ったのですが、
    親しみやすい文体のお陰で肩肘張らず読むことが出来ました。

    軽い運動をする、カフェインは取りすぎない、
    スマホの不要なアプリは消すorログアウトするなど、
    集中力を高めるための小技や、
    体力・気力を回復させるための労り方などは、
    おそらく多くのビジネス本で書かれている内容だと思います。

    そういったテクニック云々よりも、
    「自分がやりたいことを選択出来ているか?」
    「自分の人生、限られた時間を有意義に使えているか?」
    といった、根底にあるメッセージに、
    人生を楽しく生きていくためのヒントが詰まっていると感じました。

    著者は、毎日の最重要事項『ハイライト』は
    以下3つの基準をもとに選んでみようと提案しています。
    「緊急性がある」「満足感がある」「喜びがある」

    私は、日々のタスクやスケジュールを考える際、
    「満足感」や「喜び」なんて考えてきませんでした。
    仕事や家事、雑務はやるべきことであり、
    有無を言わさず最優先事項でした。
    余暇の時間が出来ても大体は寝る前の疲れた状態、
    ネットサーフィンに没頭して終わりです。

    でも、このように、自分の本当にやりたいことや
    自分を満たすことを後回しにする生活を続けていては、
    きっと幸せにはなれないのでしょう。
    仕事に追われ、仕事に病む人が多い現代だからこそ、
    自分の人生で何が大切なのか、立ち止まって考えてみよう。
    その上で、生活習慣、時間の使い方を見直そう。
    本書には、そういう思いが込められている気がします。

    どんな場面でも、自分が目的意識を持って
    やりたい事を選択し、意識して時間を作りたいと
    思わせてくれる本でした。
    図書館で借りた本でしたが、
    手元に置いておきたい一冊です。

  • よくあるビジネス書のような、何でも効率的にこなすための技術が書かれた本ではない。それよりももっと充実感を得られる時間の使い方を教えてくれる本。自分の最優先事項を考える。 87もの戦術があり、自分に合うものを選ぶことができる。スマホを無意識のうちについ触ってしまい時間が過ぎてしまう人は「戦術17気が散らないiPhoneを試す」が即効性があり、効果は抜群!(私のことです) 著者であるJakeとJZの2人の体験談は分かりやすくためになる。 紹介する順番も分かりやすく、内容も読みやすいため、活用しやすい。

  • これはよかった。ゾーンにはいるときは、続けて集中してほかのもの、特にスマホからのノイズをシャットアウトする。1日のハイライトを決め、そのひに一番大事にしたい事を優先する、というのは人生を豊かにするヒントと思われる。
    タスクはこなしたが、充実感がないこともあるので、そこは大変うなづける。臨床の仕事やチーム診療でも

  • 中田敦彦のYouTube大学にて。

    極論ではあるが、納得感はあった。

    必要な便利はあるはず。
    そこを自分の中で精査して時間をつくろう。

    まずはスマホのアプリ整理からはじめました。

  • 《全体像》
    「ハイライト、レーザー、チャージ、チューニング」
    ・ハイライト:その日の最重要事項を決める
    ・レーザー:ハイライトを達成するために気を散らすものを排除する
    ・チャージ:ハイライトのためのエネルギーを生み出す
    ・チューニング:一日を振り返ってハイライトを上手く達成できたかどうか?を検証し、改善する

    《時間がなくなる二つの要因》
    ①無限の泉
    コンテンツが絶えず追加されるもの。
    例:ツイッターやフェイスブック、youtubeなど。
    ②多忙中毒
    忙しい事が良い事であると考えるモード。
    例:予定が空いていたら埋めなければ気が済まないと思っている。常に頭の中には仕事の事が浮かんでいる。

    《87個の戦略》
    ハイライト16個
    ・ハイライトの時間を作る9個
    ・ハイライトを選ぶ7個

    レーザー33個
    ・スマホ6個
    ・無限の泉を遠ざける11個
    ・メール9個
    ・フロー7個

    チャージ27個
    ・動き続ける4個
    ・リアルフードを食べる5個
    ・カフェイン7個
    ・喧騒を離れる4個
    ・親密な関係2個
    ・洞窟で眠る5個

    《感想》
    時間管理について学ぶ事で、自分の限られたリソースである時間を有意義に使う方法について考察を深めようとした。
    『Sprint最速時間術』という本を出版している著者もいたので、気になって本書を手に取った。
    なかなかに面白かった。著者の言う通り、その辺にある時間管理術の本よりも役立つ内容だった。

    一言で表すなら、「科学的な方法論で毎日を生きる」という感じだろうか?

    毎晩、「明日のハイライトを何にしようか?」を考えて、それを達成するための仮説を立てる。そして、それを実際に翌日に実行する。一日が終わったら、振り返って「上手く行ったかどうか?」を確認して、もっと良い方法はないか?考える。
    ひたすら仮説と改善のサイクルを回し続ける。そうして一日一日を積み重ねる事で、いつしか自分の価値観が深掘りされていき、自分の本当にやりたい事が見つかって、そのために『時間術大全』のノウハウをフル活用して実行するようになる。
    実際に、著者も『時間術大全』のノウハウを使った事で、自分の本当にやりたい事が見つかって、Googleをやめるという決断をしたという。

    一般人からすれば、Googleに入社できただけでもすごいのに、そのGoogleをやめる決断をしたというのだから、目が飛び出るほど驚くのではないだろうか?

    追記:この書籍の序盤に「Gmail」を削除する著者の話があるのだが、Googleの社員である著者がそれを削除したという話を聞いた時には、思わず笑ってしまった。
    ビジネスマンどころか、スマホを持つ人ならば、Gmailという連絡手段を絶つ事は正気の沙汰とは思えないと思うが、著者は「もし本当に僕の事を必要としてくれているなら、メール以外の方法を使って僕に連絡を取ってくれるはずだ」と語っていた。

  • 良い意味でガラッと概念を変えられた。言葉がそのまま体の中に取り込まれていくような感覚。読了後は今すぐに実践したくなった。本当に読んで良かった、と心から思える本。

  • 単なる時短テクじゃなく、意識的・無意識的に習慣化されてしまった予定や行動を見直し、自分自身の時間を取り戻す方法。「気が散らないiPhone」と「カフェインの意識的な摂取」は早速試してみたい。

  • 読んでみたけど目新しいものはなく、すでにやっているか自分とは合わないものばかりだった

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