クジラの家族 (月刊たくさんのふしぎ2019年08月号)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910159230899

感想・レビュー・書評

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  • 月刊「たくさんのふしぎ」2019年8月号ですね。
    『クジラの家族』がテーマです。
    文・写真は水口博也さん(1953ー)大阪生まれ。大学で海洋生物学を学んだあと、出版社に勤務して自然科学の本を編集。1984年から写真家として独立。
    ザトウクジラ・シロナガスクジラ・コクジラ・シャチ・マッコウクジラを紹介しています。
    それぞれのクジラの特長や生態やエピソードをエッセイ風に語られていて、児童向けですからやさしく興味深く紹介されています。
    意外だったのが、シャチですね。シャチもハクジラの仲間だそうです。「海のギャング」のイメージでしたが、クジラの特性の家族愛に満ちた生態を教えてくれました。また、魚だけを食べるシャチの家族の取材は優しさにあふれ、ほのぼのとしています。
    クジラの知られざる一面を垣間見て、ますますクジラが好きになりました。

  • タイトル「クジラの家族」
    息を呑む写真の美しさです。こんな真っ青な風景を見てみたい。

  • ヒゲクジラとハクジラの違い、各地の群れの生態。
    先月「海獣の子供」を読んだときに全編通してクジラが出てきてるなと思ったんだけど、あの生命の樹みたいな模様のクジラは何クジラだっけと思いながら、ザトウクジラとコククジラ(なんとなくこの2種の外見が近い気がしたけど場所合ってるっけ?ってなってる)の写真をしげしげと眺めてしまった。

  • さまざまなクジラの生態に迫る写真集。シャチ=怖いという先入観があったけれど、実際はそうとはかぎらないことがわかった。夏休みにふさわしく、青が基調で清涼感にあふれた作品。

    2021年11月、このなかのシャチのフィーチャーした号がでたので、改めて読み返す。海水とともにオキアミなどをとりこむヒゲクジラと、魚やときには同じ哺乳類も捕食するハクジラそれぞれのすがた、人間と同じ哺乳類らしい子育ての様子や、みなれない舟や人への好奇心があふれた様子など、あざやかでダイナミックな写真とわかりやすいテクストを読むにつれ、クジラにあいたくてたまらなくなってくる。

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著者プロフィール

1953年、大阪生まれ。1978年、京都大学理学部動物学科を卒業後、出版社にて自然科学系の書籍、雑誌の編集に従事。1984年に独立し、写真家、作家として世界各地で海生哺乳類を中心に調査、撮影し、生態のレポートを行う。研究者との交流も多い。この十数年は、野生動物への影響を考慮しながら撮影を続けると同時に、地球環境の変化を追い極地への取材も多く行う。近年は、自身の活動が環境に与える影響も視野に、身のまわりの自然に視点を移している。
主な著書に、『オルカ――海の王シャチと風の物語』(早川書房)、『オルカ アゲイン』(風樹社、講談社出版文化賞写真集賞受賞)、『マッコウの歌――しろいおおきなともだち』(小学館、日本絵本大賞受賞)、『世界で一番美しい ペンギン図鑑』『世界で一番美しい シャチ図鑑』『世界で一番美しい クラゲ図鑑』(誠文堂新光社)、『黄昏』『世界で一番美しい アシカ・アザラシ図鑑』(創元社)、『南極ダイアリー』『クジラの進化』(講談社)ほか多数。

「2023年 『世界アシカ・アザラシ観察記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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