源頼政と木曽義仲 勝者になれなかった源氏 (中公新書) [Kindle]

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  • かつての大河ドラマ、頼政=丹波哲郎、義仲=小澤征悦(巴=小池栄子)というインパクトの強いキャストによる〈滅びの美学〉が頭から離れない。武家源氏として初めて従三位の公卿となった頼政、後白河と清盛の駆け引きの結果とは言え立派で、以仁王の挙兵に巻き込まれ滅ぶ、享年77討死。武家源氏として初めて大将軍となり摂関家娘を嫁とした義仲、源氏を糾合し平家を没落させ上洛するが後白河の権謀術数に対応できる謀臣不在により翻弄された。入京から半年、軍事力はあるも正当性を見いだせず、鎌倉方との戦闘で敗北、享年31討死(2015年)

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著者プロフィール

洋大学文学部哲学科教授/専門は、哲学、倫理学
著書に『〈精神的〉東洋哲学:顕現しないものの現象学』(知泉書館 2018)、『現象学の転回:顕現しないものに向けて』(知泉書館 2007)他

「2024年 『談 no.129』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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