我思う、ゆえに我あり デカルトの「方法序説」より [Kindle]

著者 :
制作 : 名波優太 
  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 活字の方法序説を読もうとしましたが、難しすぎて断念。ですが、何かを考える場合に方法序説は役に立つと聞いたことがあるので、まずは少しでも理解できるように漫画から導入にしてみることに。
    いろんな人の意見を参考にひとつの学問を究めることは出来ないという部分には大いに賛同できました。仕事上(特に日本の場合は)は組織として業務を進捗しないといけないので一人で完結させるというのは難しいと思いますが、他社のいろんな要素が混ざった建築物や作品は少し奇妙に感じることもあると思います。いろんな考えが混ざったカオスな状態もまた趣はありますけどね。そういう意味でも方法序説はあくまでデカルトが一人で達成させた学問なので、他社を排除したある意味純粋なものなのかもしれません。
    『すべてを疑う』というのは最近の自分の思考にもありますが、人から聞いた情報がすべて正しいわけではないというのはまさにその通りだと思います。あまり度が過ぎるとひねくれものと思われてしまいますが、疑いようのない事実のみを信じるのは自分の考えを確立させるためにも必要だと思います。
    また、森の話もとても分かりやすいたとえでした。その場にとどまるよりは、正解かどうか分からなくても自分の思った道を進めていけば、ゴールは違えどどこかにたどり着くはずですもんね。とどまることは安全かもしれませんが、どこにも行けないということですからね。
    ざっくり概要が分かったので、再度活字にチャレンジしてみたいと思います。

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著者プロフィール

デカルト

Rene Descartes 一五九六―一六五〇年。フランスの哲学者、数学者。数学的明証性を学問的認識の模範と考え、あらゆる不合理を批判検討する立場を確立した。そのことによってしばしば近代哲学の父といわれる。一六三七年公刊の『方法序説』は思想の領域における「人権宣言」とも称される。長くオランダに隠れ住んだが、終焉の地はスウェーデンであった。

「2019年 『方法序説・情念論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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