真面目にマリファナの話をしよう (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 世界で最も早くマリファナを規制したのがアメリカなら、その医療的有用性を認めていち早く合法化したのもアメリカ。そのアメリカ各地のマリファナ事情の過去と現在を丹念に取材した力作。
    科学者や医者の意見を無視して新聞王を味方にした初代麻薬局長の反マリファナ・プロパガンダ。マリファナの医療効果を信じた市民たちが起こしたカリフォルニア発の医療使用合法化の波。リーマン・ショックからの立ち直りを賭けて経済的動機に動かされた嗜好用マリファナの解禁。マリファナを麻薬として扱わないことを主張する大統領候補。
    本書に描かれるこうした歴史と現実を並べると、マリファナを語ることは、その時々のアメリカの時代背景、即ち政治、経済、文化、医療などを語ることになる。かの大国にこれだけの足跡を残し、存在感を保ち続けているマリファナ。「違法薬物」のひと言で片付けていていいのか。

  • ふむ

  • 現在のアメリカのマリファナ事情、そうなった歴史背景について
    日本、日本人について考えるヒントとなる文章あったあ

    歴史に関しては
    いつの時代も個人的(かなり小さく言えば)理由でメディアはつくられ、その中の人や物の表象はプロパガンダとなりステレオタイプを生み出すというのは
    なんにしても変わらないのだ
    ということを思った

  • 【NY在住ライターによる現地ルポ】なぜアメリカは解禁に踏み切ったのか? 連邦政府との攻防や「ビットコイン並」の勢いで沸くマリファナ・ビジネスの最前線を追う。

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著者プロフィール

ニューヨーク在住歴20年。政治経済や社会問題から、ファッション、ライフスタイルまで幅広いトピックスについて執筆する。著書に『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。www.sakumag.com

「2018年 『My Little New York Times』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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