消費税10%後の日本経済 [Kindle]

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  • すばる舎
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  • 消費税10%へ上げることの是非を論じた本。結果として、2020年3月から始まったコロナ禍によって、消費税の値上げのタイミングとしては最悪なタイミングとあとから評価されそうだが、もともといつか上がるだろう、というマインドが国民に浸透しているので、遅らせたとしてもそれほど結果に違いもなかったかも?それにしても、国家の財政再建のために、消費税をあげるのか、法人税をあげるのか、所得税をあげるのか、どれも難しい選択。

  • 著者の安達氏はいわゆるリフレ派の若手?論客。大御所に高橋洋一氏がいるが、著者は精緻な分析を一般読者にも分かりやすく解説する、今注目のエコノミスト。この本も消費税増税というまさに今の日本経済の最大の問題を詳述して、大変参考になる。

    消費税UPの時期は、ようやくデフレ脱却の絶好機にやってしまった絶悪のタイミングであり、消費税直前の日本経済の現況を様々な数値を使って解説するのには説得力がある。

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著者プロフィール

エコノミスト、丸三証券経済調査部長
1965年生まれ。東京大学経済学部卒業。大和総研経済調査部、富士投信投資顧問、クレディ・スイスファーストボストン証券会社経済調査部、ドイツ証券経済調査部シニアエコノミストを経て、丸三証券経済調査部長。『脱デフレの歴史分析』で第1回河上肇賞、『恐慌脱出』で第1回政策分析ネットワーク賞受賞。

「2018年 『デフレと戦う――金融政策の有効性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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