残り物には福がある。２【初回限定SS付】【イラスト付】 (フェアリーキス) [Kindle]

著者 : 日向そら

制作 : 椎名咲月 

• ジュリアンパブリッシング (2019年8月27日発売)

感想・レビュー・書評

[acid-gardenさんの感想 · 2022年5月21日]

定番のライバル登場✨
旦那様の元宿敵、だけど今はいい関係〜なオセは、タイプが真逆のワイルド系。
さらにナコの「枯れ専」疑惑で旦那様が不安に⁉︎

まぁ、そんなこと言いつつ相変わらずラブラブです。
------------引用------------
　旦那様の顔が少し離れて、代わりに親指が唇にそっと触れた。
「……これ以上やると我慢が利かなくなりそうだ」
「――っっ！」
　我慢しなくてもいいんじゃないですかね!?
　もういっそそう言ってしまいたい。
-----------------------------
このナコの正直な脳内ボイスがすごく好きですw
終始この感じなので、安心して読めるのが良いデス

[ななっちょさんの感想 · 2020年5月17日]

kindleで読みました。
若い旦那様も良いけれど、肖像画でにやつく気持ちもわかってしまいキュンキュンきましたね。それこそ出会ったのが渋メンの方ですもんね～！
このシリーズの３冊目が出ると知り、早く読みたいですね。

[sakuraさんの感想 · 2019年9月16日]

Kindle版読了。

神子として異世界に召喚され、政略結婚相手の60歳ヒーローに一目で恋に落ちて幸せいっぱいの新婚生活を送っている17歳ヒロインと、元は60歳の王子様系イケオジだったがナコの神子の力で20代に若返った伯爵騎士ヒーローとの異世界トリップラブコメディです。

恐らく、2巻は書き下ろしだと思います。

読みやすく、先が気になる展開で、あっという間に読み終わりました！

ナコとジルベルトが結婚して1年後が経っています。
ナコは17歳になっていましたが、ジルベルトの正確な年齢は不明のままで、20代前半のようです。
ナコが伯爵夫人として社交界に出ても恥ずかしくないように淑女教育を頑張ってる中、かつて戦争をしていた時代にジルベルトの宿敵で「狂犬」と呼ばれていたワイルド系イケオジのオセという男性が隣国の使者として伯爵家に滞在する事になり、ナコ達は国王から直々に接待役を命じられます。

…結婚して1年経っても、ナコが変わらずに「旦那様至上主義」なのが微笑ましいです。

若返っても敬語紳士のジルベルトが良いです。
ジルベルト視点あります。
元傭兵だったというジルベルトの宿敵オセがナコと気安く接するの見て、内心気が気じゃなく嫉妬するジルベルトが見られます。
あと、過去を知る人物が現れた事で戦場の記憶を久し振りに思い出し、血塗れの自分をナコに知られたくないと臆病になるジルベルトが、本当にナコを溺愛しているのだなとしみじみと感じました。

新婚なので、Hシーンも多かったです。

しかし、オセも切羽詰まっていたとはいえ、自分の思惑の為に2度もナコを利用した事は簡単には許せませんでした。
ただ、ジルベルトが殴り合いをする姿と剣を使った実戦が見れたのは良かったです。

まさに、嵐が突然やってきて好き勝手に暴れ回って、あっという間に過ぎ去ったという感じのハラハラ展開の2巻で面白かったです。

挿絵のヒーローが、1巻より若返ってるように思いました。
出来れば回想で良かったので、オセの若い頃の挿絵も見たかったです。

1巻の内容をほぼ忘れているので、1巻を読んでから2巻を読めば良かったと思いました。

著者プロフィール

2005年からwebサイトにて小説を書き始める。

「2019年 『オオカミ部長のお気に入り』 で使われていた紹介文から引用しています。」