- Amazon.co.jp ・電子書籍 (197ページ)
感想・レビュー・書評
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和服を着た女マスターがやっている喫茶店。その店の名前は、ゆかり。
落ち着きがある雰囲気と、謎めいた女の大人の雰囲気をまとっている。
3人兄弟の 羽多野貴樹が高校生。貴樹は背が低いようだ。
お兄ちゃんは、12歳上の働いているまさ兄。
まさ兄は、「経験を積むと苦味も美味し沙に変わる」というほど、大人である。
まさ兄に、少し嫉妬を抱く弟。
妹が、知沙希。貴樹の2歳下というから、高校1年生。
貴樹は、珈琲にあこがれ、そして大人の女にあこがれる。
お小遣いが少ないにも関わらず、1杯500円の珈琲を飲みに行く。
1け月のお小遣いが、3000円。
ふーむ。今時の高校生の小遣いとはそんなものか。
男の子の淡い感情が、うまく醸し出されている。
珈琲にも、やはり物語がある。
コーヒーカップを預けている女性の想いも切ないものがある。
ドキドキして、コーヒーを飲む。
何か、面白そうな展開で、私が、中学3年生の時に
珈琲屋に通い出した。この子はちょっと奥手。
確かに、私の通った珈琲店にも、大人の雰囲気をしたウエイトレスがいた。
ブラックで飲むことが、粋だと思って、背伸びしていた。
そんな青春の苦い思い出が、ふんわりと漂って着た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本格靴工房マンガ「靴の向くまま」が面白かったので、同じ著者さんのこちらも、ポイント40%をきっかけに購入してしまいました。
高校生と、8歳年上の「しづ」さんとの淡い恋を描く本作。単なる恋愛ものだったらそんなに興味ないかな、、と思っていたのですが、コーヒーが好きなので、今後、コーヒーについての逸話などでてきたら嬉しいです。(靴についてあれだけ詳細に描けるこちらの著者なら期待できる!)