Kindle Unlimited版読了。
美人な双子の妹と比べられてきた事で自分に自信がなくなり男性不信になってしまった読書好きの伯爵令嬢ヒロインと、読書と歴史談義好きでヒロインにアプローチをかけてきた見目麗しい20歳公爵ヒーローとのラブストーリーです。
頁数は不明でした。
ただ、こはく文庫は120〜130頁前後の作品が多いので、こちらもそのくらいかと予想しました。
挿絵はありません。
短編ですが、子供の頃の初恋物語も登場し、面白く読了。
美人な双子の妹と比べられて育ってきた所為で、ヒロインは自分に自信がなく卑屈気味になっています。
そんなある日、信頼する伯母から、ヒロインと同じく読書好きだという公爵ヒーローを紹介されます。
…ヒロインの双子の妹はヒロインと仲が良く心配してくれたり味方になってくれるのですが、いかんせん毒親な両親の所為でヒロインが頑なに卑屈になってしまったのが不憫だと思いました。
あらすじにもあった双子の妹とヒーローが逢引していたとヒロインが誤解するシーンですが、ヒロインが男性不信になった理由を知っていたというのに、誤解を招いた双子の妹の行動が軽率すぎるだろうと思いました。
思い出の少年が、ヒーローと同一人物だったというのはロマンチックでした。
金髪碧眼でモテモテの公爵ヒーローですが、中身は純朴で誠実な青年でした。
ヒーローの近視が治った原因が特殊すぎて驚きましたが、今後も視力の経過が心配です。
初Hは1年後の結婚式の初夜で、婚前交渉をせずに我慢したヒーローが紳士でした。
初夜の様子が詳細に描かれていて満足でした。
一途なヒーローらしく、初夜の様子からDTだと予想しました。
絶倫ヒーローでした。
しかし、ヒーローはずっとヒロインを想っていたようですが、留学中にヒロインの結婚が決まっていたらどうするつもりだったのでしょうか。
結果的にヒロインが男性不信で屋敷に引き籠っていたから良かったものの、行く前に婚約を申し込んでも良かったんじゃ…?と思ってしまいました。(^_^;)
台詞の「!?」が時々、横表記になっているのが気になりました。