やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学モチベーション心理学 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ◆主要メッセージ
    ・やる気は「マインドセット」「やる気のフォーカス」「自身の有無」の3つの軸で効果的な上げ方を知ることができる


    ◆個人的サマリ
    ・やる気を上げるための処方箋について書かれている本
    ・「マインドセット」「やる気のフォーカス」「自身の有無」の3つの軸で8つのタイプ別に処方箋を記載している
    ・ページ数も少なく、見開き内の文字数もすくないため、1hほどで読了でき、頭に内容が残りやすい


    ◆明日からやること
    ・過去の成功体験の達成要因を週に一度考えてみる


    ◆読む前の自分
    ・やる気の上げ方については考えたことがなく、勝手に上がるものだと思っていた


    ◆気づき
    ・やる気の上げ方は人それぞれ存在する
    ・マインドセットには2種類あり、成長マインドセットを目指すべき
    ・自身とポジティブシンキングは異なる。成功を考えるだけでは成功する確率は下がる
    ・やる気を上げるには3つのステップがあり、最も重要なのは自分がどういうタイプ(思考)なのかを理解してくことである

    https://www.evernote.com/l/AZGdDOU4qh1Pm4BgooVLdWOsNPSWAxO4uZw

  • 自分のやる気を出すための本かと思ったら、主に相手にやる気を出させるための方法だった。

    やる気を出すのに、たった一つの万能なやり方は無い。
    著者は人間を8つのタイプに分けた。
    中二病、うざい奴、臆病者、退屈な人、やる気の空回り、真面目な見習い、新星、熟練の匠
    マインドセット、フォーカス、自信の有無の3つの軸の組み合わせによって、上記の8つの行動パターンに分かれる。

    成長マインドセットと証明マインドセット、回避フォーカスと獲得フォーカスの違いが興味深い。

    マインドセットは考え方の癖なので自分で変えるのは難しいが、どうやって変えればいいか書かれている。

    自分だけでなく、他人のマインドセットを変えるための方法も書かれているので、部下を持つ人にはとても有用だと思う。

  • ・成長マインドセットを持つ人は「すごい人になりたい」。

    成長マインドセットの持ち主は他人の目をあまり気にしません。他人が自分をたとえ認めてくれなくても、やると思ったことをやります

    →成長マインドセットを持つべき


    称賛を得たいのか→獲得フォーカス
    →抽象的、スピード、短距離走
    →◉営業とかに求められる力?
    批判を回避したいのか→回避フォーカス
    →具体的、正確性、長距離走、粘り強さ
    →◉実際に具体化する職業に求められる力?

    最良は両方をバランスよく持つこと
    →どちらも大事

    ■自信を持つ

    自信とは、「俺様が最高だぜ」的な他人を力で圧倒するようなタイプのものではありません。もっと謙虚でしなやかな、静かに「私にはそれをやり遂げる力がある」と確信しているタイプのもの
    →◉こういう上司いる

    自己効力感を、持つために
    1.成功体験
    2.他者の体験から学ぶ
    →ただ、他人は簡単にやってるが実は難しいこともあるのでスキルの見極めに注意
    3.他者からの保証や警告
    →あなたならでき、こんなことやっちゃダメなど
    4.その時々の私たちの気分
    →その時々の不安や苛立ちなどで自信が揺らぐなど


    決して忘れないでください。 自信は、困難から目をそむけることでは得られません。
    →現実から目を逸らすポジティブシンキングはダメ
    ■まとめ
    マインドセット
    フォーカス

  • NARUTOのナルトは証明マインドセットなんだろうなと思った。

  • アンリミテッドにて読了。2年近くも積読にし、思い切ってここ数日で一気に読了した。調べてみると現在はアンリミテッドで読める本ではなかった。

    結論的に言えば、面白かったが人を色々タイプに分類しているところが煩わしい。そこが面白いと思えるのならばお薦め。しかし私は途中で面倒になり積読。

    下記にハイライトした個所をコピペ:

    34
    黄色のハイライト | 位置: 118
    だから、 自分と他人をいつも比べています。そうしないではいられないのです。 このことはいつも意識的に行われているわけではありません。無意識にやっていることも多いの

    メモ証明マインドセットの人の特徴。

    黄色のハイライト | 位置: 142
    このマインドセットを持つ人は 課題や目標にとらわれすぎていて、そこに至るまでの道筋やプロセスを楽しむ余裕がない のも特徴です。 いつも不安に駆られていますから、情報をじっくりと吟味することも苦手です。自分の思い込みで必要だと感じることだけを吸収しようとしてしまい、新たな知識や技能をじっくりと吸収するということも難しくなってしまい


    黄色のハイライト | 位置: 152
    ・証明マインドセットを持つ人は「すごい人と思われたい」。 ・成長マインドセットを持つ人は「すごい人になり


    黄色のハイライト | 位置: 154
    成長マインドセットの持ち主は他人の目をあまり気にしません。他人が自分をたとえ認めてくれなくても、やると思ったことをやり


    黄色のハイライト | 位置: 198
    獲得フォーカスの人は称賛を得ることに動機づけられますが、回避フォーカスの人は批判を避けることに動機づけられます。 また前者は見切りをつけるのが早すぎるのに対して、後者はいつまでも続けている傾向があり


    黄色のハイライト | 位置: 205
    あなたが獲得フォーカスであるなら、あなたにとってのやる気とは情熱であり、何かに向かって突き進むものであるでしょう。 その情熱は肯定的なフィードバックやうまくいったという確信や称賛によりさらに高められます。 成功すればするほど、やる気に火がつくのです。自信はさらにエネルギーを高めてくれますが、反対に自分の能力に疑問を持つようになるととたんに調子が出なくなる面もあり


    黄色のハイライト | 位置: 209
    あなたが回避フォーカスなら、やる気は自衛的なものになります。どこかに危険がないかをいつも気にしている感じです。 獲得フォーカスの場合とは逆に、この自衛の力は否定的なフィードバックや自省、批判などによりさらに強まります。 あそこに危険が潜んでいて、ここはこう気をつけて事を進めるべきだ、という感覚が回避フォーカスの人の持つ力を引き出してくれます。 過大な信頼を寄せられたり大げさな称賛をされたりすると、かえってやる気が下がってしまうことがあり


    黄色のハイライト | 位置: 221
    多くのことに手を出しがちなのが獲得フォーカスなのに対し、回避フォーカスはやり始めたことは最後までやろうとし


    黄色のハイライト | 位置: 223
    獲得フォーカスの人が仕事を先延ばしにしがちなのに対して、回避フォーカスの人は最初から時間を多めに見積もり、期限までに仕事を完了できるようにし


    黄色のハイライト | 位置: 236
    ここまで読まれたあなたには、獲得フォーカスの人がスピードを尊び、回避フォーカスの人が正確さを重要視することがおわかりでしょ


    黄色のハイライト | 位置: 245
    今までなぜ自分はリスクを進んで取りに行っていたのか、反対にリスクを注意深く避けてきたのかが見えてきたのではないでしょう


    黄色のハイライト | 位置: 246
    楽天的に考えるのが自然な人もいるでしょうし、どうしても、すぐそこにある危機のほうに目が向きがちな人もい


    黄色のハイライト | 位置: 247
    なぜ、「ポジティブに考えろ」と言われてもそれが難しい人がいるのか、あるいは、「慎重にしろ」と言われると急に力を発揮できなくなる人がいるのか、腑に落ちたのではありません


    黄色のハイライト | 位置: 249
    これは自分を知るための新たな軸というだけではなく、同時に他の人の傾向を知るためにも力強いツールとなります。いろいろな人との関係性を理解するためにも有効でしょ


    黄色のハイライト | 位置: 263
    獲得と回避のどちらにしても、そのよさを活用していけばよいのです。 ここのところが、前章でお話しした「証明」と「成長」の2つのマインドセットとは違います。 獲得と回避のどちらのフォーカスも成功のためには必須です。ときにはリスクを取っていかなければならないでしょうし、ときには慎重かつ丁寧に事を運ばなければならないでしょ


    黄色のハイライト | 位置: 281
    自己効力感とは、 望む結果を得るために必要とされる能力が自分にはある という確信


    黄色のハイライト | 位置: 294
    過去に成功体験を豊富に持っていれば、困難な課題に直面しても自分の達成能力への確信は簡単には揺るぎません。逆にそのような体験があまりなければ、ちょっとした失敗をするだけで自己効力感は小さくなってしまい


    黄色のハイライト | 位置: 336
    目標を達成した場面ばかりを想像して、そのための準備を何もせずに待っている人よりも、 目標を達成するために乗り越えるべき障害を考え、自分にはそれを乗り越える力があると信じて対応策を検討する人のほうが、成功する可能性はかなり高いの


    黄色のハイライト | 位置: 344
    現実感の欠如を自信と間違えたり、現実をしっかり見ている人を自信がない人と勘違いしたりしないで


    黄色のハイライト | 位置: 687
    成長マインドセットをまず初めに持つようにするということは肥沃な土地に種をまくようなものです。その後のすべての努力を実り豊かなものにする土壌を作ることになるの


    黄色のハイライト | 位置: 723
    比べるのは、他人ではありません。昨日の自分と今日の自分であるべきです。そして成長するとは、すべてを完璧にすることではありません。日々前進していくこと


    黄色のハイライト | 位置: 754
    ロールモデルは、成功するために一歩一歩前進していくことの大切さを教えてくれるはず

    メモ説教にも例話を入れる。

    黄色のハイライト | 位置: 759
    他人に「それじゃだめだよ」と伝えることは簡単ではありません。相手の不安や落胆、困惑につながりそうなときはなおさらです。それでも相手の顔を立てるために事実を犠牲にしてはいけませ


    黄色のハイライト | 位置: 763
    また、事実を伝えることは自分の行動に対しての結果責任を持ってもらうという意味でも大切


    黄色のハイライト | 位置: 765
    最もやる気をそぐものは、自分がその場をコントロールする力がないという無力感


    黄色のハイライト | 位置: 773
    うまくいかなかったときに努力を認めるのは避けましょ


    黄色のハイライト | 位置: 775
    うまくいかなかったときに努力を褒められるというのは、言われた人をみじめな気持ちにさせるだけでなく、目標達成の能力がないのだと痛感させる結果になるという研究もあります。 こんなときには、ただ事実を伝えるだけでよいの


    黄色のハイライト | 位置: 779
    たとえうまくいっていても能力を褒めるのは避けるべき


    黄色のハイライト | 位置: 782
    ただ、それが相手のやる気を持続させるためには好ましくないの


    黄色のハイライト | 位置: 785
    褒めるのは、その人がコントロールできるものにすべきです。 能力ではなく、やり方や工夫、粘り強さ、ポジティブな態度を認めていくの

    メモ子育てや、その他にもいえる。

    黄色のハイライト | 位置: 787
    人ではなく、行動を褒めることです。そうすれば今後、苦難にぶつかっても、以前はどうやって切り抜けたのか、どんな行動が自分を助けてくれたのかを思い出して対応できるようになり


    黄色のハイライト | 位置: 829
    何度もお話ししたように、自己効力感とは成功する力が自分の中にあると確信する力


    黄色のハイライト | 位置: 834
    どうか、成功・達成・到達を、あなたの手の届くところに置く心の習慣を作ってください。 大切なのは成功や失敗の原因を自分がコントロールできるものにすること


    黄色のハイライト | 位置: 836
    成功できるか否かはDNAで決まっているわけではなく、私たちがどう考えどう行動するかにかかってい

  • 第一章:
    成長マインドセット⇨すごい人になりたい
    証明マインドセット⇨すごい人と思われたい
    証明マインドセットは最悪、挑戦しなくなるし、不安に押しつぶされやすい。
    成長マインドセットはプロセスを楽しみつつ、困難にもねばれる

    第二章:
    やる気のフォーカスには二種類
    獲得フォーカス:称賛を得ることに動機付けされている(肯定的なフィードバックやうまくいった確信や称賛によりさらに高まる)
    ⇨最大限の利益を最小限の機会損失で、スピード重視、手数重視
    回避フォーカス:批判を避けることを動機付されている
    ⇨最小限の損失で、現状の資源の減少を避ける(安定感と信頼性、危機を回避して責任を全うすること)、正確性重視、一つのことにじっくり取り組む、

    第一章とは異なり、どちらがいいというのはない、相手と自分のフォーカスを理解しいた上で、それぞれが最高の力を発揮できるようにすることが大事

    第三章:
    自己効力感(望む結果を得るために必要な能力が自分にはあるという確信)
    1:成功体験
    2:他者の体験から学ぶ
    3:他者からの保証や警告
    4:気分

    自信は困難から目を背けることでは生まれない、向き合え!

    第四章:
    上記の特徴をもとに2の三乗で8通りのタイプがいる
    証明  / 成長
    獲得  / 回避
    自信無 / 自信有

    タイプ1:中二病(証明・獲得・自信なし)
    タイプ2:うざい(証明・獲得・自信あり)
    タイプ3:臆病者(証明・回避・自信なし)
    タイプ4:退屈(証明・回避・自信あり)
    タイプ5:空回り(成長・獲得・自信なし)
    タイプ6:真面目な見習い(成長・回避・自信なし)
    タイプ7:スター(成長・獲得・自信あり)
    タイプ8:匠(成長・回避・自信あり)

    第5章
    ・成長マインドセットへの進化
    ⇨目標を考える際には成長を意識したものに!
     能力があればうまくいくという発想を捨て、困難にゃ課題にぶつかったときに腰を据えて取組み、ミスをしつつ、人の力を借りることが大事だと理解せよ。他人と比べずに、昨日の自分とだけ比べよ

    ・他人のマインドセットを変える
    ⇨ミスをしても大丈夫だとは伝えつつ、正しいフィードバックを心がける
    1:状況が悪い時は、事実を伝えるべし。結果責任を負わせろ。もっともやる気を削ぐのはコントロール感の消滅
    2:物事がうまくいかなかったときは、てきせ越に具体的なフィードバックを。コントロールできることを指摘すべし。能力ではなく、やり方、工夫、粘り強さ等

    ・必要なスキルと自信を身につける
    獲得フォーカスの人はOJT、回避フォーカスの人は事前に詳細を説明すべし
    成功をあなたの心の手の届くところに作るべし

    ・力を発揮する場所を作る
    獲得フォーカス:ポジティブで楽天的な環境を整え、目標をはっきりと持たせる、アイディアを十雄に出させて、大きな絵を描いて、決断にはプラス面を考えさせよ
    回避フォーカス:建設的な批判と悲観主義で、何を得るかではなく何を避けるかを指摘し、アイディアの分析、評価をまかせ、じっくりと仕事に取り組めるようにい具体的な指示を与える。決断ではマイナス面を考えさせる

  • やる気を持続し、期待した成果を上げるための本。マインドセット、フォーカス、自信の3つの軸で自身を理解し、そこからどのように変化すべきかが説明されている。

    この本の最初で自身を理解するとき、やる気がでない人には辛い指摘がある。ただこの時点で自身を的確に理解できれば、成長に繋げられることを書かれている。

    他者の期待する目標に縛られて、やる気が持続しない、成果が出ないという人が読めば、少し気分が楽になり、やる気を持続させ、成果を上げることに繋げられるようになるきっかけとなる本だと思うので、そういう人は読んでみると良いと思う。

  • 「やる気」という観点から見たときにタイプが8つあり、それぞれに対処法が違う、という話。

    自分自身のことを振り返ると、8つのタイプのいくつかに重なって当てはまるような気がして、8つごとに細かく対処法が書かれていたけれどそれを読み込む気にならなかった。このタイプ分けは、部下やチームメンバーにやる気を出させたい、という場面では分類とタイプごとの対処法は役に立つのかもしれない。

    5章の「すべてのタイプに共通する処方箋」の内容を抑えれば十分かな。「証明マインドから成長マインドへ」が何よりも大事だそうで、その内容がこの本の要約ともいえそう。

    メンタリストDaiGoがyoutubeで紹介していて読んだのだけど、2冊紹介されていたうちのもう1冊「やり抜く人の9つの習慣」と内容も重なるところが多く、そちらで十分だったかな。

  • 何が言いたいんだかサッパリ分からなかった。

  • 人を3つのパラメーターから8つのタイプに分けてそれぞれに対応したやる気を出させる方法を記したほん。

    自分がどのタイプなのかいまひとつ分かりにくく、どのように対処すれば良いのかよく分からない。

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