ロイヤル・シークレット(1) (モノクローム・ロマンス文庫) [Kindle]

  • 新書館
4.50
  • (13)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 89
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (360ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 王室王子とジャーナリストとのBLモノ

    大きな声で言うのは憚られますが、ケンカして仲直りしてエッチしての繰り返しです(BL小説なぞそういうものだろう、と言ってしまえばそうなんですが)

    続編に続く引きを見せられても、次巻でやることなんてケンカ仲直りセックスしかないでしょうこのカップル

    世間にセクシュアリティが知られたとて、この世界観ならモーマンタイというか
    なんというか、町や国を舞台にBLやるには無茶がある気がします
    そりゃ王子様ってカッコいいですけど、何も2巻跨がなくたってねえ…

    耽美な絵に惹き込まれて、まるで洋画(海外小説なんだからそれはそうなんですけど)みたいでした
    輸入されたBL小説だ!と持て囃すほどではない気がします
    国内でもよく見るかなと感じました

  • ⭕️

  • 初めて海外のBLを読んだが、非常に良質なロマンスだった。海外のBLは挿絵が入るものなのだろうか?と思ったが、イラストレーターさんは日本人の方のようなので、邦訳だけの挿絵なのかもしれない。

    好きなフレーズは「ヘミングウェイと同じさ。私はケルトロックを愛せるけれど、彼らが私を愛してくれなくたっていい」。
    全ての物事の本質はこれかもしれない、とあったが、私もそう思う。

    ジェイムスはナイルを、ベンジャミンはワーナーを、それぞれ覚えて生きているところが印象的だった。特にジェイムスは付き合ったことがある人間は3人いたが、名前が上がるのはナイルが一番多かった。ベンジャミンも、ワーナーからのメールが届くたびに彼を思い出しているし、とにかくふとした瞬間に昔の男が出てくる。
    まだ続編は読んでいないが、これから二人が幸せに生きていけるのかがとても気になる。

  • 初、海外作品。
    翻訳ものはなあ、海外ものはなあ。などと食わず嫌っていた過去の自分を叱ってやりたい。

    身分違いの恋、どうしたって手と手を取り合うエンディングにはならんだろうと思っていたのに。まさかの!そう来たかと。
    個人的には逆エンドの方が萌えたかなあ。でも続きもあるらしいとのことなので、続きがあるからこそのこのエンディングなのかと思うと、2に期待してしまうってもんです。

  • イギリス王室というハリボテになりかねない舞台でありつつも人物の空気感が伝わってくる、マジックのある本です。
    ひとつには心地よい対話の緻密さ、ひとつには背景の書き込み(実際のイギリスと少し違う王室の「歴史」が説明されるのですが、この「歴史」上の人物のモデルは誰だろうとか、どこから違う「歴史」になったのだろうかと読んで考える楽しみもあります)、そしてまたシーンの背景となる場所の選び方の巧みさ(非日常的なところと身近なところの選択)や社会と個人の接続(国によって同性同士の関係についての捉え方が違うことが、外交的に意味を持つ立場である登場人物にとって、カミングアウトの障壁となる)、容姿の描き方もあるのでしょうか。
    一つ一つのシーンが劇的にかれらの人生の中を変えていくのをハラハラしながら読んでいるうちに続刊を求め原作の第二巻を買い。

全6件中 1 - 6件を表示

ライラ・ペースの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中村明日美子
中村 明日美子
中村明日美子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×