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- / ISBN・EAN: 4988021717908
感想・レビュー・書評
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人間のちっぽけで滑稽でどうしようもなさが温かい目線で表現されています。エロだけど気取らず日本らしい。いい仕上がりです。ふたりの演技が見惚れるほど素晴らしい。会話のテンポも間も絶妙。仕草や目線もいい。このふたりの先行きは明るくありません。定職につかないまま、できちゃった結婚するのでしょうね。
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直子(瀧内公美)は挙式まであと10日となる中、故郷の秋田に帰省したかつての恋人・賢治(柄本佑)と数年ぶりに再会。新生活に向け片付けていた荷物から、直子は1冊のアルバムを取り出す。そこには、一糸纏わぬふたりの姿が写ったモノクロームの写真が収められていた。ただ欲望のままに生きていた青春の日々が蘇り、直子の婚約者が戻るまでの5日間、抗いがたい欲動に身を委ねていく。
白石一文の恋愛小説を映画化。
結婚したいほど惹かれ合うふたりだったが、別れてしまった賢治と直子が、再会し期間限定で恋人同士に戻って、別れてしまった悔いにケリをつけ、言えなかった思いを言い、途切れかけた絆を結び直していく情事と日常の日々を、生々しい日常や性描写を軸に描きながら、東北震災など先が見えない閉塞感の中でふたりの時間や世界を大事に生きる賢治と直子は、戦争が近づく閉塞感に満ちた戦前でふたりの時間を大事に生きる阿部定と愛人に似たような切実な絆を感じる官能的な恋愛映画。 -
瀧内公美という女優さんはJapan Cuts映画祭を通しての縁が深くなりつつある。
その始まりがいつだったかというともう2014年のことになるらしい。内田英治監督「グレイトフルデッド」(2014) という作品にて初主演を勝ち取った彼女はその作品のなかで存分に暴れてくれ、こちらの心もわしづかみに持っていってしまった。次に観たのは「彼女の人生は間違いじゃない」(2017) で、これまた2018年のJapan Cutsにて。そういう意味で彼女の映画女優としての成長ぶりはJapan Societyにて定期的に確認させてもらっている格好になる。
ただ…
惜しむらくは自分の中で気に入っている彼女の演技はこぼれんばかりの笑顔の方なのだが、ここ数本の鑑賞作ではそちら側の魅力はフタがされてしまっており、物憂げな表情が大部分。他にもまだ鑑賞できていない作品はたくさんあるので、「笑顔バージョン」の方の彼女を求めて突き進んでゆくことは続けてゆきたい。
柄本佑出演作の鑑賞歴も着々と積み重ね中。変幻自在の役者の一人として自分の中での彼のランキングも近頃急上昇中。
原作の方も読みたいリスト入り。この世界観を頭の中で再現できる日が楽しみ。 -
「E E E キモち E E」
人との繋がり方のひとつ
身体の繋がりがダイレクトに伝わる作品ではないでしょうか
70年代であればもっと汗のにおいが伝わるほどの生々しさになっていたでしょうね
この作品はもっともっと爽やかでよりセックスが私達の身近なもので誰しもが当たり前にやってきたことなのだと思い知らされました
オープンに誰とでも話せる話題ではないにしても昔ほど隠さなければならない陰の行いでは無いはず
好き同士が身体を求め合い絡み合う二人は美しい
柄本佑さんもさることながら瀧内公美さんの演技と体に魅了されました
私ですか、好きですよ
そりゃねー 生身な人間だし心の闇も人並みだと思いますよ
こんな女性がいたら止めどなく求めてしまうかもしれないな
裸のままで普通に話せる関係に憧れもします…
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挙式を目前に控えた直子は、式に列席するために帰郷した従兄弟の賢治とひさしぶりに会う。恋愛関係というよりも、肉体関係でのつながりの深かった2人は、会えなかった日々を取り戻すかのように挙式までの数日、お互いを確かめ合う。ただのセックスばかりの映画かと思いきや、ラスト未来の行方が分からなくなったとき、本当にしたいことをハッキリと言葉にする賢治の台詞にめっちゃ考えさせられた。本当にしたいことって、こんな本能的なことでいいんか!と気付かされるというか。白石一文の原作と知って納得。柄本佑がやっぱりいい!
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えっち。
一人で見ましょう。
内容はスケベだけじゃない、深いものがあると思う。
分かる人には共感がある。 -
まああれだけ露骨な演出をすればインパクトはある。でもあそこまでしなければ伝えたいことが伝わらなかったのかと問われればそうでもない気がする。
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あまりに、、薄めでしたね。
覚悟が足りませんでした。